うそつき集団

今日は大崎アジトでフランソワ・ミクルスキの会を行った。
ソムリエールの夕賀が来てくれたのでワインのサーブは非常に助かった。
今日の茂呂シェフの気合の料理も良かった。最近のワイン会では、ワイン、料理とも参加者に一番喜んでもらえた会ではなかったかと思う。


主宰:「どうしたのマヤ、今日はおとなしいじゃん。」
マヤ:「あたし、本来は無口なんです。」
主宰:「俺も本来は無口なんだよねえ。」
夕賀:「あたしも無口!」
知代:「あたしも!」
信一:「俺も無口!」
主宰:「みんな嘘つきだなあ! 俺が一番嘘つきなんだろうけど…。」


マヤの「無口」に便乗して、自分が無口だと大法螺吹いたのは全員B型だった(一部自分がB型でないと嘘をついている人も含む)。

今日の酒

昨日IZAKAYA VINでしげちゃんと、「最近のミクルスキは味にインパクトが無くて弱々しくてなっとらん。」という話題で盛り上がっていたので、それを確認する絶好の機会となった。
ワインの順番は、ソムリエールの夕賀と味見しながら相談して、当初の予定と大幅に変更になった。


(泡)ドメーヌ・フランソワ・ミクルスキ クレマン・ド・ブルゴーニュ NV
これは好きなので何回も飲んだ。今日も美味しい。これはNVだが最近のものと思われる、スタイルがヤワな感じだが、泡に限っては成功しているように思う。とても上品でクリーミーでうまい。


(赤)ドメーヌ・ベルナール・ドラグランジュ ボーヌ 1989
以前飲んだときは20年の熟成を経てなお、なかなか開かなかったので、会の開始2時間前にあけておいた。それでも会が終わるまで少しずつ開き続けた。果実味はあまり無いが、熟成感が楽しめた。


(白)ドメーヌ・フランソワ・ミクルスキ ムルソー 2004
とても美味しかったが以前のミクルスキに比べると、完全にヤワになっている2005への過渡期的な少々のヤワさがあった。それでも、ムルソーらしさはしっかりとあって、ちょっと残念な2005以降よりは格段によかった。


(白)ドメーヌ・マランド シャブリ "トゥール・ド・ロワ" 2005
ヴォーデジールの葡萄が半分以上入っているという村名シャブリとしては破格なつくりをしている。


(赤)ドメーヌ・フランソワ・ミクルスキ ポマール 2004
全開のポマールの味と優しく包み込むような暖かさが、最大公約数的な調和を見せている。素晴らしい酒だ。


(白)ドメーヌ・フランソワ・ミクルスキ ムルソー 1er ジュヌヴリエール 1999
やはり昔のミクルスキは力強くて良い。ムルソーらしさがバリバリだが、一部のカリフォルニアワインのような下品さは無い。横に楕円に広がるジュヌヴリエールのミネラルをよく理解した最高の作りだ。あと5年寝かせてもよかったのではないかと思えるくらいまだ若々しかった。


(赤)ドメーヌ・ジャック・カシュー エシェゾー 2004
エシェゾーとしては標準的な味(だから当然美味い)だが、ボトルのコンディションがとても良かったようで、若いので17時に早めにあけて、22時頃に飲み始めてベストな状態で飲めた。とても楽しめた。

昨日まであいていた残りのおまけの酒

(白)セナトール モンシェール バベアスカ・グリ 2007
(赤)ジャン・ルイ・シャーヴ・コレクション コート・デュ・ローヌ2005
(白)ウェストエンド "ブリッジズ" シャルドネ 2008
ルーマニアのセナトールは焼酎のような強いアルコールが皆に強烈な印象を与えた。
シャーヴはただのコート・デュ・ローヌでこの味…。さすがだ。下手なサンジョセフやコルナスを軽く凌駕する。
ウェストエンドはやまざきの頒布会のワインで2000円を切る計算になるが、ムルソーの後に飲んでもそれほど抵抗が無いくらいの立派なつくりだった。

今日の飯

マヤが工事中。

参加者

信一、知代、マヤ、えみんちゅ、夕賀、胃袋女、茂呂シェフ、主宰