妖しい妄想

bebian912009-01-13

今日は「クロ・サン・ドニのプチ新年会」を高田馬場のヴィノーブル・カフェで行った。

今日の酒

(白)ドメーヌ・ジャイエ・ジル オート・コート・ド・ボーヌ 1999
熟成した白ワインの妙を堪能させてくれた。歳月が樽と果実味とを融合させた、なめらかでさわやかなワインだった。


(赤)ドメーヌ・ショーヴネ・ショパン ニュイ・サン・ジョルジュ シャルモット 2004
(赤)パスカル・ラショー コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ レ・フルヌー "キュヴェ・ダニエル・ショパン" 2005
順番に飲まずに、ほぼ同時進行で飲んだ。婿のショーヴネ・ショパン(ジャン・ショーヴネ)はアタックが強く、酸味もかなりあった。ダニエル・ショパンははじめから、優しく語り掛けるかのような柔らかい口当たりで、2005というヴィンテージながらあまり酸は感じなかった。
最初の一杯を飲む限りでは、どちらが良いかというのは好みの問題だと思えた。
が、しばらくたつと、ショーヴネ・ショパンは果実味が徐々に失われ酸の中に埋没していった。一方、ダニエル・ショパンは、開けば開くほど甘みと果実味に加え、口あたりの優しさも増し、どんどん美味しくなっていった。某有名ワイン販売サイトで「止め処もなく旨い…。」という理由と、婿殿が事あるごとに舅と比べられてしまうのが分かった気がした。


(赤)ルモワスネ・ペール・エ・フィス クロ・サン・ドニ 1995
旨かった…。グランクリュはやはり熟成させなければその真価を発揮しないのだと改めて認識した。
入手は一年前ほどで、飲み頃の頂点の少し前で出荷してくるルモワスネの眼力には脱帽だ。
そのまま瓶から注いでも美味しかったが、もう少し開きそうだったのでデカンタに入れ、さらに北斗孫家拳を使って開かせた。
最近、北斗孫家拳は飲み手の性格、状態を反映するようになってきているが、山裕子のクロ・サン・ドニに北斗孫家拳をかけると、山裕子の頑固な性格と警戒心の強さがうかがえた。
警戒心を解き放てばクロ・サン・ドニが開ききって美味しくなると分かったので、主宰は山裕子にある種の妄想を促し、山裕子は応じてくれた。するとクロ・サン・ドニは完全に警戒心から開放され、開ききって最高の味になった。
妄想の内容は文字に出来ないので、興味がある方は主宰か山裕子にきいてください。


参加者

山裕子、もろ、穣、主宰