ダスキン

今日はペロミノの会のプレワイン会を行った。


恵美が前回来たときに主宰が占いをしたのだが、その流れの話をしながらワインを飲んでいた。そのときはミシェルマニャンのモレサンドニを飲んでいた。


恵美:「(北斗孫家拳で)甘くして欲しいんです。」
主宰:「そうやって甘いほうに流れるのが、君の悪いところだな。辛くしてしまおう。」


そのあと、今日のメインのペロミノのジュヴレシャンベルタンを飲むときが来た。


恵美:「また甘くして欲しいです。」
主宰:「そうやって誘惑に弱くて安きに流れるのが君の悪いところだから、今日は徹底して辛くしてしまおう。」
マヤ:「なんて言ったんですか?」
主宰:「『安きに流れる』の部分のとこか?」
マヤ:「はい、それかな。よく聞こえないんです。なんて言ったんですか?」
主宰:「『安きに流れる』だけど…。」
マヤ:「えっ?『ダスキン?』ですか?」


相変わらず面白いやつだ。

鍛えられた舌

慶子は明日早いということで一足先に帰るときが来た。最後に余っていた生ハムを口に入れて玄関を出た。


慶子:「これってパルマのプロシュートですよね?」
主宰:「えっ、そうなの?」
慶子:「そういう味がすると思うんです。」
主宰:「あとで茂呂さんに確認してみよう。」


茂呂シェフにきいたら全くその通りでした。


ワインのコメントもワインをあまり飲んだ経験がない割には的確だ。育ちがいいのだろう。今日も気に入った料理は何回もさらに盛って食べていた。質だけでなく量も大事なようだ。

今日の酒

(泡)ポール・デラン クレマン・ド・ブルゴーニュ ブリュット・レゼルヴ NV
(赤)カーヴ・ド・リュニィ ブルゴーニュピノ・ノワール 2008
(ロゼ)ドメーヌ・ペロ・ミノ ブルゴーニュ・ロゼ 2008
(赤)ドメーヌ・ニコラ・ロシニョール ブルゴーニュピノ・ノワール 2008
(白)ドメーヌ・レ・ゼリティエ・コント・ラフォン マコン・ミリー・ラマルティーヌ 2005
(白)ドメーヌ・ラモネ シャサーニュ・モンラッシェ 2004
(赤)ドメーヌ・ミシェル・マニャン モレ・サン・ドニ 2005
(赤)ドメーヌ・アンリ・ペロ・ミノ ジュヴレ・シャンベルタン 2003
みんなおいしかったが、びっくりしたのはロゼ。濃厚この上ない。ある意味下品なくらい濃いが、良くも悪くもペロミノらしいワインだった。白の2種は皆に評判が良かった。特にラモネのシャサーニュは村名とは思えないほどのすばらしいミネラルだった。マニャンのモレは濃くてがちがちだったが、モレと言うテロワールを忠実に表現していて良かったのではないかと思う。信一が喜んでいた。ペロミノのジュヴレシャンベルタンは厚化粧で少し下品な気がするが、ジュヴレ・シャンベルタンの味は垣間見えた。ただ、やはりペロミノのスタイルは、ブルゴーニュワインが「テロワールを表現する芸術」だとすれば、芸術性は低いと思う。

参加者

茂呂シェフ、信一、恵美、"小澤"、マヤ、慶子、主宰