微妙な顔

今日はamyの誕生日なので軽くRMにに顔を出した。人妻の誕生日に男が花を持っていくというシチュエーションが変だなと思って、弟子のマヤをお供させた。ところが、店に着くと肝心なamyがいない。友人と食事に出かけていて今日は店に来るのは遅いのだという。
別にいいやということで、預かってもらっていたカレラをあけて飲んでいた。
しばらくすると、外人の男性と日本人の女性が2人で店に入ってきた。


店員の崇子:「あの人(女性)、ラシーヌの合田(ごうだ)社長じゃないですか?」
主宰:「そうなの? じゃあ、あの外人はワインの生産者かなんかかな?」
崇子:「そうなんですかね。それっぽいですけど…。」


中略


合田社長:「彼のシャンパンある? 彼はドノン作っているのよ。」
崇子:「はい、ただいま。」


やはり生産者だった。しかもRMで恒常的にグラスで出しているシャンパンのドノン・エ・ルパージュだ。店に来たのは共同経営者の一人のルパージュさんだった。折角生産者が来ているので主宰もドノンを飲むことにした。


合田社長:「どう? 美味しいでしょう?」
主宰:「はい、いつもここでグラスであいているので良く飲んでますよ。」


合田さんが訳すとルパージュさんは喜んでいた。


主宰:「折角なんで、感想を伝えていただいていいですか?」
合田:「はい、どうぞ。」
主宰:「『あなたのワインはとても美味しいのでいつもここで飲んでます。ブランドブランがブランドノワールのような味で、ブランドノワールがブランドブランみたいな味がするのが面白いですよね。』とお伝え頂けますか。」


合田さんが訳すと微妙な顔をしていた。


その後amyが戻ってきたときは既に合田さんとルパージュさんは帰っていた。
amyには小さい花束を渡した。喜んでくれてよかった。

今日の酒

(泡)ドノン・エ・ルパージュ ブラン・ド・ノワール NV
相変わらずブランドブランのような味だった。


(赤)カレラ ミルズ 2006
美味しい。