間違えた

今日はロワールの会を行った。2本目の新井さんのロゼが思いのほか美味しくオーバーペースになっていった。次のシャルル・ジョゲのシノンも13年の熟成から来る滑らかさが心地よく、またまたオーバーペースに。新井さんのロゼと合う茂呂シェフ作の鳥の前菜が超美味しくて、食事もオーバーペースになっていった。トマトのペンネが出てくるとさらにペースが上がり、酔っ払いも満腹もマックスになりフラフラになっていた。
4本目のレ・ヴュー・クロを注ぐはずだったが、同じニコラ・ジョリーのクロ・ド・ラ・クーレ・ド・セランを間違って注いでしまった。


主宰:「あれ? なんか色が濃いぞ。」
康博:「すごいワインですね〜! うまいですね〜!」


自分が持っている瓶を見て初めて自分が注いでいるワインがわかった。


主宰:「あ、間違えた。これじゃないよ!」


幸い半分残っていたのでもう一回最後に飲むことができたが、主宰は判断力がなくなるほどの体力の限界で暫しの涅槃に入った。
一時間後に復帰したが、ほとんど水ばかり飲んでいた。ワールドカップの疲れが出ていたのだろう。

今日の飯

鶏肉のトリュフ風味ソースの前菜
塩気がよく効いたトマトのペンネ
海老とヒヨコマメなどの煮込み
豚肉の○○ソース
チーズケーキ?とスポンジと○○の三層のケーキ、カシスシャーベット添え

今日の酒

(泡赤)ラングロワ・シャトー カルマン・ドライ NV
甘くて美味しいが少ししつこいか…。


(ロゼ)ドメーヌ・デュ・ボワ・ルカ トゥレーヌ ガメイ・ロゼ NV(2005) VDT
ガメイロゼはいい意味でビオっぽい味で、その中に葡萄の持つミネラルが躍動していた。フィルターはかけていないようで、葡萄の持つ旨みをすべて引き出そうという意気込みが感じられた。


(赤)シャルル・ジョゲ シノン "キュヴェ・テロワール" 1997
カベルネフランの熟成の妙を見せてくれた。下手な右岸のワインよりよほどうまい。


(白)ニコラ・ジョリー レ・ヴュー・クロ 2004 ACサヴニエール
クロドラクーレドセランほどではないが、噛むような葡萄の感覚はニコラジョリーのそれとわかる。


(赤)ドメーヌ・デ・ロシェル アンジュ・ヴィラージュ・ブリサック "レ・ミレリ" 2002
よくできたカベルネ・ソーヴィニョンだが、味のまとまりがいまひとつの一昔前の味だ。


(白)ニコラ・ジョリー クロ・ド・ラ・クーレ・ド・セラン 1995 ACサヴニエール・クーレ・ド・セラン
さすがです。噛むような濃さの力強さを堪能できた。

今日の音楽はすべてベートーヴェン

交響曲第6番「田園」、第8番、第7番 バーンスタイン/ウィーン・フィル
ピアノ協奏曲第4番、第5番「皇帝」 アラウ/Cデイヴィス/ドレスデンシュターツカペレ
ピアノソナタ第28番、第31番 ポリーニ
ヴァイオリンソナタ第5番「春」、第9番「クロイツェル」 シュレーダー/イマゼール
弦楽四重奏曲第14番 アルバンベルク四重奏団