久しぶりのグランクリュ
ソムリエの真充からメールが来た。
「左岸の会は今日でしたっけ?」
「いや、明日です。」
「残念です。今日だったら顔出させてもらおうかと思ったのですが。」
「じゃあ、今日はあいてるの? サシ飲みしましょうか?」
「どこにしますか?」
(続く)
真充は以前はイタリアンの店にいて、客が持ってくる高級ワインをたくさん飲んだそうだが、今のすし屋(二重橋前のカリフォルニアロールの店)に転勤になってから、ブルゴーニュのグランクリュなど全く飲んでいないと嘆いていたので、高田馬場のヴィノーブルカフェに預かってもらっているプランス・フローラン・ド・メロードのコルトン-ルナルドをあけることにした。
真充にとっての久しぶりのグランクリュは五臓六腑に染み渡ったようで、喜んでくれてよかった。
今日の酒
(白)ドメーヌ・J.A.フェレ・ロートン サン・ヴェラン 1998(アラン・コルシア・コレクション)
良い熟成だった。まさに飲み頃。うまかった。
(赤)ドメーヌ・プランス・フローラン・ド・メロード コルトン-ルナルド 2000
少し早かったが、時間をかけて飲んでとても美味しく飲めた。品格と力強さが同居し、畑の状態のよさをうかかわせた。さすがDRCに畑を貸すだけのことはある。