37番目の彼

今日は高田馬場のヴィノーブルカフェで「ロシニョール・トラペの会」を行った。
若くて可愛いモテモテの看護婦の友里が、3番目の彼とのデートがキャンセルになったので、37番目の彼と位置づけられている主宰のワイン会にくることになった。
37番目ともなると、会うのは3ケ月から6ケ月に1回で、手もつなぎません(笑)。


信一は主宰のプログを見ていて一度友里に会ってみたいと思っていたので、実物を見て、というより実物の話しっぷりを聞いて喜んでいた。


信一:「あなたが友里ちゃん? いつも肝臓日記で見てました。話し方が個性的という話だったんで一度会ってみたいと思ってました。」
友里:「友里でしゅ。よろしくお願いしましゅ。話し方って、どんなんでしゅか!?(主宰を睨む) あたしは滑舌よく話しているちゅもりなんでしゅけど…。」(と、滑舌悪く話す。)
信一:「これが噂の『でしゅ』かあ。やっと本物が聞けた。」


今日はワイン会のはずだったが、信一にとってのメインイベントは友里に会うことだったようだ。

今日の酒

(白)ドメーヌ・ディディエ・モンジョヴェ ブルゴーニュ・アリゴテ 2007
いい意味でいかにもビオっぼいアリゴテだった。蔵の考え方が分かる構造感のしっかりした良い酒だった。


(泡)ドメーヌ・フランソワ・ミクルスキ クレマン・ド・ブルゴーニュ NV
このところよく飲んでいるが、いつもうまい。


(赤)ドメーヌ・A.F.グロ ヴォーヌ・ロマネ クロ・ド・ラ・フォンテーヌ 2004 モノポール
村名区画のモノポールなので味が単調ではあるが、散漫になりがちなグロ家のワインの中にあって統一感が感じられて良かった。勝手に想像していたレベルよりかなり美味しい村名のワインだった。


(白)ドメーヌ・ダニエル・バロー プイィ・フュイッセ "レ・クレイ" VV 2000
銅を噛み締めているかのような硬いミネラルが凄く、感動した。熟成の状態も最高で本当に美味しかった!


(赤)ドメーヌ・ロシニョール・トラペ ブルゴーニュ 2006
(赤)ドメーヌ・ロシニョール・トラペ ジュヴレ・シャンベルタン 1er プティ・シャペル 2001
(赤)ドメーヌ・ロシニョール・トラペ シャペル・シャンベルタン 1995

もちろん飲み進むにつれて畑が良い分おいしくなっていくのだが、ビオディナミを導入後のほうが葡萄の構造のよさを感じた。
2006のブルゴーニュルージュは、このクラスとしては考えられないくらいの締まりの良さで今後のドメーヌの発展に期待を持たせてくれた。
プチ・シャペルは飲み頃には少し早かったが、ビオディナミを導入し始めの頃で、そのような傾向の一部を垣間見ることができた。
シャペル・シャンペルタンはビオディナミ転換前で、熟成もあるからかもしれないが構造は緩い。緩くても熟成したグランクリュなので、まずいわけはない。
ロシニョール・トラペのワインは全体的に味わいが明るく好きなタイプのワインなのだが、もう一捻りなにか個性が出ると面白くなると思う。そのあたりが従兄弟のジャン・ルイ・トラペとの価格の差なのだろう。