何も考えない

bebian912009-09-09

今日は家飲みでグロフレールのヴォーヌ・ロマネをあけてみた。

異名

たとえば、ジゴンダスの有名な作り手、サンコムなら「ジゴンダスのル・パン」と異名をとる。
グロフレールはさしづめ「ヴォーヌ・ロマネのフィジャック」と言ったところだろうか。

今日の酒

(赤)ドメーヌ・グロ・フレール・エ・スール ヴォーヌ・ロマネ 2007
超オフヴィンテージの2007年なので今すぐ飲めるという予測のもとあけてみたがそれは正解だった。それにしても香りは派手だが散漫で、必要以上に濃く甘すぎるので、飲み進むにつれ飽きてくる。
グロ家の禁じ手「果汁濃縮器」を出動させたのではないかとのも思える不自然な味だった。
いい畑を持っていて、樽もいいものを使用していてうまい酒を造るのに最高の条件が揃っているにもかかわらず、詰めが甘いというか思慮が足りない感じだ。
フィジャックのそれはサンテミリオンの文化の一部となっているので認められるが、ベルナール・グロはもう少し何か考えたほうがいいのではないかとおもった。
そんな事情だからグロフレールはいい畑なのに安く買えるので、それはそれでいいかなとも思う。