目移り

今日はポンちゃんと渋谷のカウベルで食事した。


ぽんちゃんは専業主婦なので、世界が大変なことになっていることとは全く無関係で、全く緊張感がない感じだった。悩みがない生活が若さの秘訣なのだろう。
ポンちゃんはワインが好きでやはりやまざきで知り合ったのだが、ピアノの先生をかつてやっていたので、趣味も合って話は楽しい。


今日は旦那が海外出張と言うことで主宰が誘われた。
最初はやまざき渋谷店に行こうとしたのだが、カウンターは満席だった。牛料理専門店のカウベルに電話したらあいていたので、そこにワインを持って行って食事することにした。


エスカレーターに乗りながらポンちゃんと話していると、ポンちゃんの後方に凄くきれいな人がいたので、ポンちゃんと話しながら目は違う方を見ているという状態になった。


オクテでシャイで引っ込み思案なので、特にそれ以上のことはなかった。


カウベルに到着した。


ポン:「さっき、エスカレーターであたしの後ろにいる女の人に目移りしてたでしょ?」
主宰:「うん。凄くきれいな人で好みの人だったんで、ついつい眼が追いかけちゃったなあ…。あそこまでの人は久しぶりかも。」
ポン:「そんなあっさり認めないでよ。あたしという人がいながら失礼極まりない!」
主宰:「は? 目移りしないで君だけ見てて『結婚してください』とか言われても困るっしょ?」
ポン:「そういう問題じゃなくて!」
主宰:「どういう問題なの?」
ポン:「そもそもあたしと会っているのに他の人に目がいくのが許せないのよ。」
主宰:「僕たちそういう関係だったっけ?」
ポン:「そういう関係じゃなくても、あたしは一番じゃないと気がすまない性格だから。」
主宰:「そんなこと言われてもなあ…。俺もきれいな人には目がいっちゃう性格だから…。」
ポン:「そうですよね。村松さんの好みだとあたし細すぎるんですよね。」
主宰:「そう。だけど悲しむことじゃないでしょ?」
ポン:「悲しむとかそういう問題じゃなくて、許せないのよ。」
主宰:「そうかあ、わかった。ごめんなさい。」

今日の酒

(赤)タッキーノ ロッソ・ディ・モンフェッラト "ディ・ファット" 2005 DOC