会社の飲み会

bebian912009-01-21

今日は所謂「会社の飲み会」が神田の「ワイ・ヴィラージュ」で行われた。
主宰は幹事でした。参加者11人中男が10人と、ほぼ野郎飲み会でした。
下記の経緯で主宰がワイン費用の一部をかぶる形でワイン会を開催することとなり、コストパフォーマンスで優れるスペインワインの会にした。

経緯

以前、とある会社(発注先)との交渉で下記のようなやり取りがあった。


主宰:「高いよ〜。もっと負けてよ〜。」
スコちゃん(仮名):「いやあ、工数がギリギリなんでこれ以上工数は削れないですよ〜。勘弁してください…。」
主宰:「工数削んなくてもいいから出精値引きとか営業値引きとかいろいろあるじゃん!」
スコ:「いやあ…、厳しいですね…。」
主宰:「あんまり多くないと思うけど、どうせ手数料だって乗ってるんだろ!? それをもっと削るとか…。」
スコ:「これを削ってしまうと…。」
主宰:「削るとどうなるわけ?」
スコ:「みなさんにうちの会社の費用でご馳走する分がなくなってしまうので…。」
主宰:「割り勘でいいから負けてよ。」
スコ:「うう…。」
主宰:「じゃあ、俺の手持ちのワインをみんなに飲ませてあげるからさあ、負けてよ。頼むよ、ね、お願い!!」
スコ:「ううっ…、社長と相談してみます…。」


次の日に送られてきた見積は主宰の要求値引き額を大幅に上回る値引きが施されていた。良いワインを出さないと…。

味がわかる人とわからない人

スコちゃんは結局都合が悪いとかで来なかった。半ば奴のために企画したのに…。
スコちゃんの会社のC社の人たちは社長を含めて全員、ワインの味が全くわかっていなかったようだ。言っちゃ悪いが育ちというか境遇のようなものを感じた。
F社は社長も紅一点の社員もある程度の酒の造詣があり、特にアリオンを喜んでいた。
N社は、部長が余り味に関心が無いようだった。マネージャーの潤はそこそこ楽しんでしたようだった。若い直正は、大いなる関心を示していたので、近々主宰と飲むことになるだろう。

ワイ・ヴィラージュについて

系列店であるヴィラ・ドゥーエに行ったことがあるが、この店は初めてだった。店の建物は古く、半ばアンティークな雰囲気だが、オーナーソムリエの吉村氏は建物の老朽化により4月で畳むと言っていた。ヴィラドゥーエも吉村氏がオーナーだそうで、驚いた。
吉村氏には肝臓日記のアドレスをお教えしたので見てるかもしれないが、肝臓日記はノンフィクションなので、すべて忌憚なく書くことにする。
ワイン会を推奨している店だけあって、グラスは1人につき5個も並べられていた。主宰はいつも他の店では1つか2つで回すのでありがたいが、全体的にグラスが曇っていたのは大きなマイナスといえる。
持ち込み料込み5000円のコース料理はスープ、前菜、パスタ、肉料理のコースだが、主宰が通う他の店なら持込料込み5000円でデザートとコーヒーがつくので、比べてしまうとどうしても見劣りしてしまう。
今日はワインの素人ばかりなので料理も『分かりやすい味で』とお願いしてあったので、その通りの料理が出てきた。これについてはもう一度、素人でない人々とともに行かにいと分からないだろうが、素人向けであるとしても味も見劣りした。
狭いとか古いからというのもあるだろうが、どうしても雑然と感じてしまう店の象徴として曇ったグラスがあったのかもしれない。

今日の酒

(泡)モンサラ カヴァ セミセック NV
そこそこ。


(赤)ロス・カミニージョス ティント 2005 DOマドリード
薄いので最初にした。


(白)カスティーリョ・イラーチェ シャルドネ 2007 DOナヴァーラ
勝手に薄っぺらいワインを想像していたが、良い樽を使った芳醇な風味と果実味が合致していてとても美味しかった。掘り出し物。


(ロゼ)ボデガ・ピリネオスモンテシエラ ロサード 2005 DOソモンターノ
まあまあ。


(白)オリベル・コンティ ブランコ 2001 DOエンポルダ・コスタ・ブラヴァ
面白い、癖のある味だった。


(赤)ジャン・レオン テラソーラ シラー 2002 DOカタルーニャ
それほど濃いわけではないが、しっかりとした凝縮感が良かった。


(赤)パウ・イ・ロセス シノルス コロミナ 2001 DOエンポルダ・コスタ・ブラヴァ
美味しいが香りが閉じていた(または無いのか?)。


(赤)蔵調査中 グランレゼルヴァ 2002
人数が増えたので急遽やまやで用意したが、美味しくてよかった。


(赤)ボデガ・アリオン アリオン 1999 DOリベラ・デル・デュエロ
マジでうまい。

二次会

終電まで地ビールのバーで飲んだ。フラフラです。