魂は売らない

このところ、ワインを購入するさなかに不況の波を感じる。
ワインの消費が多いイギリスではボルドーのグランヴァンを中心に価格が下がっていることが、読売新聞のサイトでニュースになった。
http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/drink/wnews/20081110gr02.htm

日本でも(円安の頃に買ったワインのはずなのに)「円高還元セール」と称して大幅な値引きを行っているところが多々あり、市況の変化を感じる。

週末はさらに驚いた。落札ワインの価格は消費者心理にも深く影響しているようだ。
(赤)モンテペローゾ ナルド 2001 IGT 6237円(税別)
(赤)ドメーヌ・ポンソ グリオット・シャンベルタン 1994 14600円(税別)

ポンソの熟成したグランクリュなどめったにお目にかかれるものではないので、オープンオークションで2万円は覚悟したが、予算を5000円も下回った。恐らく3ヶ月前なら2万円前後の値がついていたのではないか。(現行ヴィンテージの価格も2万円前後。)

ただ、将来的にはワイン市場は、ロシア人、中国人、インド人に席巻され、今回の不況の影響を受ける前以上にとんでもない価格になっていくことが容易に想像できる。
買うなら今だ。今買って、売りません。将来にわたって、全部飲みます。