だめでちゅ〜

bebian912008-02-18

今日は赤坂のオー・レギュームで「左岸の会のプレワイン会」を行った。

だめでちゅ〜

ワインを飲み進んで前菜も2品目に入った頃、プランティエール・オー・ブリオンの97を注ぐときが来た。
友里に注ごうとしたら、大きいグラスにはまだ赤ワインがたくさん残っていた。


主宰:「友里ちゃん、赤ワインたくさん残ってるから高津君(英彰)に飲んでもらえば?次のワイン注いであげるよ。」
友里:「ええっ(汗)!! ダメでちゅ〜。そんなあ〜。これあたしのお酒だもん。あげな〜い。お酒あげるなんてあり得ないでちゅ〜。」


と、グラスを抱え込んで守ろうとする友里。
場が和みました♪

声「も」

主宰:「香世子さんって、声、かわいいよね。」
香世子:「声がかわいいんじゃないんです。声『も』です。」
主宰:「あ、すいません!私が間違っておりました(笑)。今後気をつけます。」
香世子:「分かりましたか?声『も』ですからね!くれぐれも間違えないでくださいね。」


すいませんでした。

ワイン談義

店のソムリエール優子と30分くらい話し込んで、会をほったらかしにしてしまった。


主宰:「なんで僕が持ってきてないワインがここに出してあるんですか?」
優子:「ほかのお客さんもワインお持ちになっているんですが、どれがどれだか分からなくなってしまったので、全部出しておけば選んでいただけるかなと…。」
主宰:「出してあるから飲んじゃおうかなあ?」
優子:「やめて下さい(笑)」
主宰:「へえ、コルナスかあ、美味しそうだね、これ。」
優子:「(その隣の)ヴォルネイが美味しいんですよ。これ、本当に美味しいですよ!」
主宰:「で、このコルナス、どんな味のシラーなの?」
優子:「それも美味しいですけど、やっぱりこのヴォルネイが美味しいんですよ!」
主宰:「コルナスのお客さんっていつ来るの?」
優子:「明日ですけど、どうせ飲むならこのヴォルネイが…。」
主宰:「コルナス飲んでみたいから、明日来ちゃおうかな(笑)」
優子:「いらっしゃるなら是非ヴォルネイを!」


中略


主宰:「ブルゴーニュ100本うちにあるんだあ。」
優子:「やっぱり、ボーヌがいいですよね!安いし。」
主宰:「そう?ぼくはやっぱりニュイのほうがいいなあ。」
優子:「ニュイならあたし、プリウレ・ロックとフィリップ・パカレが好きなんです!」
主宰:「あっそう?僕、その二つあんまり好きじゃないんだよね〜。とか言いながらロックは5本ぐらい持ってるけど。」
優子:「美味しいじゃないですか。」
主宰:「なんか、妖しい味に感じるんだよね。もちろん不味くは無いんだけどさ。」


中略


優子:「ブルゴーニュのどの辺が好きなんですか?」
主宰:「みんな好きだけど、やっぱりなんとかシャンベルタンって名前がつくやつは好きかなあ。で、なにが好きなんですか?」
優子:「あたし、クロ・ド・ヴージョが好きなんです。」
主宰:「また、渋いねえ。」
優子:「お嫌いですか?」
主宰:「別に嫌いじゃないけど、その証拠に5本持ってるけど、それにしてもなかなかいないよね?」


なんか盛り上がってるんだが、すれ違ってるんだか分からないワイン談義でした。楽しかったけど…。

美味しかったです。

店を出るときシェフの五十嵐さんと話をした。


五十嵐シェフ:「どうですか?合ってましたか?」
主宰:「う〜ん…。あんまり合ってなかったですね…。」
五十嵐:「どの辺があってませんでしたか?」
主宰:「おそらく『ACマルゴー』と聞いて優しい味をイメージされたと思うのですが、ラスコンブはパーカー・ロラン系で味か濃いんです。なので、そうですね…、牛かなんかのほうが会いそうな感じだと思いますが…。少し残しておいたので飲んでいただければ分かると思います。馬鹿っぽい味なので、『ACマルゴー』は忘れたほうがいいかもしれません。」
五十嵐:「わかりました…。」


と、皆を外で待たせていたのでそそくさと去ってしまったが、マリアージュという点では考え違いだったことが、料理そのものはとても美味しいということを伝えるのを忘れていました。
五十嵐さん、すみません。


今日のラムはとても美味しかったので、今度南部ローヌのワインにでも合わせてみたいと思いました。

今日の酒

(白)シャトー・オー・ペイルゲ 1998 ACアントル・ドゥー・メール
香りはいっちゃってるのですが、口に含むとしっかりとしたコシが残っていて楽しめた。アントル・ドゥー・メールの古酒なんて、飲む機会はそう無いだろう。希少かどうか別だが…。


(赤)シャトー・ラ・パゴトゥ 2005 ACグラーヴ
大当たりの共同購入ワイン、837円!時間がたてばたつほど美味しく開いた。


(白)シャトー・トゥール・レオニャン 2002 ACぺサック・レオニャン
しっかりした構造を持ったいいワインだった。


(赤)シャトー・ルーム・ド・ペイ 1999 ACメドック
小慣れていてそこそこ旨かった。


(白)プランティエール・デュ・オー・ブリオン 1997 ACペサック・レオニャン
すばらしい熟成感で、そこから来る甘みも絶品。いい酒だった。


(白)プランティエール・デュ・オー・ブリオン 2003 ACぺサック・レオニャン
基本的に同じだが、まだ若かったようだ。


(赤)シャトー・ラスコンブ 2003 ACマルゴー(メドック格付け2級)
妖艶なアロマ、濃厚なボディ、舌に直接的に響く飲み応え。まさにこれぞマルゴーロラン!
変な書き方したけど、おいしいよ。


(赤)シャトー・デュクリュ・ボーカイユ 1987 ACサンジュリアン(メドック格付け2級)
オフヴィンテージで心配していたが、まだまだ全然若い。そして旨い!
この頃のボーカイユは半分程度が薬臭い外れボトルだと聞いていたが、これは超大当たりボトルだった。
久々にボルドーの真髄を見たような気がした。

参加者

香世子、パピヨン、英彰、友里、智之、康成、友加奈、マヤ、主宰

写真

右上は件のラム
他の写真はmixiの主宰のページに載せました。