最後の一本

bebian912008-01-24

今日は最後のベビアン91を飲む「ベビアンの会」を開き、14人が集まってくれた。
ベビアン91は主宰がワインにはまるきっかけとなった酒なので、とても感慨深い。と同時に、最後の1本がなくなってしまうのが、なにか魂を抜かれるような感覚であったことも事実だ。しかし、酒は飲むためにあり、みんなで感動を共有するためにあると、わざわざ自分に言い聞かせてのワイン会への出品だった。
ヴィノーブルカフェでの夜でのワイン会は始めてで、料理の特徴などはおおよそつかんだので、自分なりにこの店の利用の仕方みたいなものは定まった。今後も寄らせてもらうことになるだろう。
19時半から開始だったが、18時半から主宰が店にいることを告知しておいたため、多くの人が早く来てくれて皆でヌーヴォーを気楽に楽しんだりして、肩に力が入らない良い会になったと思う。
そのような雰囲気になったのは、14人中6人がB型という構成もその原因のひとつに挙げられるだろう。

ワインはすべてヴィノスやまざき系のラングドックワイン

(赤)ドメーヌ・ラ・グラーヴ ヴァン・ヌーヴォー 2007 VDP 2本
(白)ドメーヌ・ラ・グラーヴ ヴァン・ヌーヴォー 2007 VDP 2本
軽く、楽しく飲めた。発売当時より味が落ち着いていた。


(赤)シャトー・ラ・トゥール・ボワゼ キュヴェ・マルセル 2002 ACミネルヴォワ 2本
熟成というよりは、飲む機会を逸したまま時間がたったというのが正直なところで、納戸に放置していた。が、とてもいい熟成をしていた。良い意味で裏切られた。


(白)シャペル・ド・ベビアン 2000 ACコトー・デュ・ラングドック
3日前同様、美味しかった。


(白)ル・プリウレ・ド・サンジャン・ド・ベビアン 2000 ACコトー・デュ・ラングドック
しかし、本物の白ベビアンを飲むと、「シャペル〜」との違いは明白だった。果実味、貫禄、パワーすべてにおいて秀でたワインだった。


(白)ル・プリウレ・ド・サンジャン・ド・ベビアン 1996 ACコトー・デュ・ラングドック
こちらは力強さが影を潜め、以前とはだいぶ主張が変わっていた。南仏の白の古酒なんて早々飲む機会はないだろうから、自分としてもとても貴重な経験だった。


(赤)ル・プリウレ・ド・サンジャン・ド・ベビアン 2000 ACコトー・デュ・ラングドック 2本(写真)
(赤)ル・プリウレ・ド・サンジャン・ド・ベビアン 1996 ACコトー・デュ・ラングドック
(赤)ル・プリウレ・ド・サンジャン・ド・ベビアン 1991 ACコトー・デュ・ラングドック

赤のベビアンはやはりパワーが凄い。が、良い酒故の飲むタイミングの難しさがある。ボルドーのグランヴァンのように力強いがブルゴーニュの繊細さも併せ持つ。デカンタが足りずいずれも主宰が知るポテンシャルを発揮せずに終わったのはもったいなかった。


(リヴサルト)リヴサルト ミネルヴォワ
オーナーソムリエの松下氏がその旨さに驚いていた。

参加者(※はB型)

智之、静子※、ゆりか、もろ、譲之、香世子※、由美※、弥生、武、一登、マヤ、眞一郎※、みち子※、主宰※