ダメ出し

bebian912007-12-20

今日は執行役員として、社長のまどかと一緒にリッツカールトンに行った。
リッツカールトンでは、ホテルのフィットネスクラブに通う会員向けのパーティが行われるということで、まどかと主宰は気合を入れていった。

あるところにはある

今日はパーティでまどかのワインが採用されたものの、ホテル側に費用を絞られてほとんどただ働きに近いということであったが、「今日は名を売りに行く」と宣伝に意気込んでいた。


その意気込みに応えるべく、主宰もなるべく来ているお客さんがワインをなるべくおいしく感じてもらえるように、いつもの技を全開にしながら、丁寧に一杯一杯注いだ。


ワインは概ね好評だったが、やはり一番高いバローロ(28000円)が好評だった。


とある経営者の方:「これ、美味しいねえ。今度友達のパーティで出そうかな…。一本いくら?」
まどか:「28000円でございます。」


(ああ、この値段を言ってしまったら…。もうだめか…。)


経営者:「ふ〜ん。いいねえ。1ケースに何本入っているの?」


(けっ…、ケース?)


まどか:「はい、6本でございます。」
経営者:「あっそう。じゃあ、10ケース頼もうかな。」
まどか:「はっ、はい、ありがとうございます。」


(まじ?)


主宰とまどかは平静を装っていたが、笑いをこらえるのに必死だった。お金、あるところにはあるんだねえ〜。

いるところにはいる

どちらかというと年配が多いパーティに、異色な人が目に付いた。ミニスカートの若い女性がいる。かなりの美形である。


(なんか場違いな感じだな…。)


会話を聞いていると、その人の実態が明らかになっていく。美形なので他の男性会員からたくさん声がかかる。


他の会員:「お仕事はなにをなさっているのですか?」
美形:「あたし、専業主婦なんです。若作りしてますけど結構年行ってるんです。」


(いわれて見ればそんな感じもしなくないけど…。)


他の会員:「だんなさんとお2人なんですか?」
美形:「子供もいるんですよ。」


(まじで?その若さ?で?)


他の会員:「どこにお住まいなんですか?」
美形:「あたし、ここに住んでいるんですよ。」


(はあ?リッツにホテル住まい?)


いるところにはいるんだね…。


今日はいいものを見せていただきました。

50〜60年代のヴォギュエのミュジニー

今日は美白秘書と弥生と蘭子が銀座で飲んでいるということだったので、あとから合流することになっていた。
場所は歌舞伎座の裏の「カーヴ・デ・ヴィーニュ」というところだった。ワインバーだがテーブルが多く、お客さんもたくさん入っていた。店は清潔感があり、こじんまりと纏まっていて好感が持てた。
主宰が到着したころには、3人で飲んでいたアロースコルトンは終わりに近づいていたので、主宰は澱がふんだんに入った最後の一杯を頂いた。うまい。
メインの鳩料理を前に、あわせたはずのワインがなくなってしまったので、ソムリエの中島氏にもう一本選んでもらったのが、ジャックカシューのヴォーヌロマネ2000。
こなれて美味しかったが、温度が低く、いつもの技をもってしてもなかなか開かなかった。(リッツカールトンで使いすぎて技に力がなかったようです。)
鳩は、旨肉が出た後、その他の部分がパスタになってて出来て美味しくてよかった。


11時になり、弥生が帰ってしまったが、主宰と美白秘書と蘭子は白ワインを2種注文して回し飲みして楽しんだ。


このバーはきれいな人が多かったので、こんど1人で来てみようかな(笑)


ワインはブルゴーニュを中心にとても品揃えが良かった。棚の上にボトルが並んでいた。


主宰:「棚の上のボトルが並んでいるところの一番目立つ手前には、やはり意識してヴォギュエのミュジニーのボトルを置いたんですか?」
中島:「はいそうです。ヴォギュエのミュジニーは本当に旨いですよね。」
主宰:「そうですよね。まだ飲んだことないですが…。」
中島:「そうですか、ブルゴーニュが好きなら、やっぱりヴォギュエのミュジニーは飲んでおかないと。とくに50〜60年代のものを見つけたら絶対に飲まないとダメですよ。それがあると分かっていて飲まないなんて、ブルゴーニュ好きとは認められないですね。」
主宰:「じゃあ、俺ダメじゃん。『ダメ出し』食らってしまった(笑)。じゃあ、今日のブログの題名は『ダメ出し』ってことで。『ソムリエの人にダメ出しうけました』って書こうかな。」
中島:「えっ?勘弁してくださいよ。」
主宰:「大丈夫大丈夫、僕の友達はこれぐらい面白く書くほうが店に来るから。」
中島:「ホントですか〜?」


主宰:「ここは、ワインバーなんですか?それともレストランンなんですか?」
中島:「う〜ん、『食事が凄くおいしいワインバー』ってとこですかね。」
主宰:「じゃあ、そう言っていたという事実を私のブログに載せますね(笑)。」
中島:「勘弁してくださいよ〜。(笑)」
主宰:「大丈夫大丈夫、僕の友達はそういう風に面白おかしく書いたほうが興味持つから。」
中島:「ホントですか〜?」

今日の酒(写真)

(赤)蔵不明 アロース・コルトン 2002
柔らかく開いて品があってよかった。主宰のグラスに含まれた多くの澱がワインにコクを与えていた。


(赤)ジャック・カシュー ヴォーヌ・ロマネ 2000
今日出す予定がなかったとのことで、冷たくなかなか開かなかったが、味は美味しかった。もう少しひねりがあると良い。(少し分かりやすい味だった。)


(白)ドメーヌ・メオ・カミュゼ オート・コート・ド・ニュイ クロ・サン・フィリベール 2005 モノポール
うま〜い♪2005も寝かせると楽しそう。


(白)蔵不明 アルザスピノグリ 2001 マグナム
中島氏の強力なプッシュで注文。ワインの消化に協力した。協力にブッシュするほどではなかったが、美味しかった。