左岸らしからぬ味

今日は智之と飲むことになっていたが、智之の飲み友達のみずほが「ワインの先生と飲む」と言う誘い文句に乗って現れた。
例によって、いろいろと試飲しつつ好みを聞いてお勧めのワインを教えたり、ワインの講釈をしたりした。
頒布会のエルヴェラロック1998をボトルであけながら、いろいろと話をしていた。


主宰:「これはボルドーの右岸で、味の特徴はこれこれしかじか…。」
みずほ:「おいしいですね。これが右岸って言うことは左岸はどんな味なのかしら?」
主宰:「今日のメニューにはないみたいだね…。ん?あったか!一個ありました!この『クレマン・サンジャン』というのがそうです。


クレマン・サンジャンを飲んでみる。


主宰:「?何じゃこりゃ?全然左岸っぽく…、ていうかボルドーっぽくないぞ…。なんかラングドックみたいだねえ。シラーみたいな味が…。」
みずほ:「え?そうんなですか?あしたシラーズ大好き♪どれどれ…、すごくおいしい〜♪本当にボルドーなんですか?」
主宰:「ボルドーであることは間違いないと思うけど、これは典型的な味ではないので面白いけど教材としては不向きかも。でも美味しいね、これ。」


帰りに智之とみずほは会員になった。また今日も2人布教した。みずほはデイリーワインに「クレマン・サンジャン」をしばらく買うことになりそうだという。なんたって安いのが良いのだと言う。(1680円⇒年末年始は1280円)


主宰も買おうと思うが、間違ってラングドックの会に出してしまいそうである。