執行役員に就任

今日は大門でまどかとランチした。
たまたま大門に来たので、どこか蕎麦屋かラーメンでも良かったのだが、たいそうにフレンチを予約してくれていた。

半端な関西弁

主宰:「どうや?最近儲かってまっか?」
まどか:「ぼちぼちでんなあ。結構ワインが売れ出してきてるんですよ♪」
主宰:「ええやん。よかったやん。」
まどか:「そうなんですよ。明後日も急にリッツカールトンに営業に行くことになって、最近忙しいんですよ。」
主宰:「忙しいんか?ええこっちゃ。明後日がんばりや。」
まどか:「それが、あたしがリッツにいけないんですよ。」
主宰:「だれが行くの?」
まどか:「契約しているエージェントもイタリアに帰っていて行けないので、明日は仕方なく会長(まどかの会社の出資者)に行ってもらうことにしたんですよね…。」
主宰:「ダメやん。ワイン語られへんわ。」
まどか:「そうなんですよ。村松さん行けませんか?」
主宰:「時間は?」
まどか:「○○時なんですけど…。」
主宰:「まあ、行けんことないわな…。」
まどか:「ホンマですか?じゃあ、行っていただいていいですか?」
主宰:「ええで。名刺とかいるなあ。」
まどか:「すぐに作ります。役職は『顧問』かなんかでいいですか?」
主宰:「う〜ん…、顧問かあ。いまいちだなあ。」
まどか:「じゃあ、なんでもいいですよ。」
主宰:「そうだなあ、じゃあ、『執行役員』でどうや?」
まどか:「いいですよ。それで行きましょう。」


なんか安易だけど…、まあいいか。

ワインリスト

主宰は初めての店では飲みもしないのにワインリストを見るためだけに店員に頼んで見せてもらったりする。
ワインリストを見れば、店(の店員)がワインにどれだけの造詣をもっているか、また、どんなワインが好きかも分かるからだ。


この店のリストを見る。


ルフレーヴ、ドルーアン・ラローズ、ペロ・ミノ、ピエール・ダモワ、シャンドン・ド・ブリアイユ…。
なんだこりゃ、考えていることが主宰と同じだ。


オーナーの店長と会話を始めたら、他の客そっちのけで会話が盛り上がりました。


主宰:「ドルーアン・ラローズが多いんですね。」
店長:「そうなんですよ。でも、最近ラローズは濃くなってしまって残念ですよね。」
主宰:「そうなんですか?昔のドルーアン・ラローズ飲んだことないから分からないのですが…。」
店長:「2000年からだんだん濃くなってきてしまったんですよねえ〜。昔は本当に上品でボンヌマールなんて本当に上品で良かったんだけどなあ…。」
主宰:「ということは、店長さん壁の額にラベルが飾ってあるうちの一つの『シャンドン・ド・ブリアイユ』好きじゃないですか?」
店長:「そうなんですよ。上品で昔ながらの味でいいですよね。ブルゴーニュはこうあって欲しいという味ですよね。でも、シャンドン・ド・ブリアイユなんてよくご存知で。」
主宰:「先月ヴォルネイ1erカイユレの2001を飲んだんですよ。とてもいいワインでした。長熟につくってあるので、全然開かずにびくともしませんでしたけどね。でもとても良かったんで、その後コルトンを買ってしまったんですよ!」
店長:「ブリアイユのコルトンですか!いいですね!」


などとしゃべりながら会計していたが、主宰が去らないので会計待ちの行列が出来てしまった。


主宰:「ということで、また来ます。」
店長:「お待ちしています!」