想定内
想定内
今日は祐亮(よしあき)と渋谷のIZAKAYA VINへ行った。本当はヴィノスやまざきへ行ってグランカッサかベルグラーヴ(ともにポムロール)が飲みたかったのだが…。
主宰:「ああ…、(22時を)5分過ぎちゃった…。」
祐亮:「だめなんですか?」
主宰:「ラストオーダーは10時だから…。あとは人(店員)によっては『絶対に11時の閉店時にきれいに退散する』と約束すれば入れてくれる場合もあるけど、カウンターの担当が愛ちゃんだったらまず無理だね。」
店が見えてくる。カウンターは誰だ!?
祐亮:「なんか可愛い子がカウンターにいますよ。」
主宰:「ああ、愛ちゃんだ…。ダメだ…。」
主宰:「…」
愛ちゃん:「ああ、ごめんなさい〜♪」
何も言う前から既に為す術が無かった。
想定内ということで、最初から愛ちゃんに断られたときのことを考えて決めていたIZAKAYA VINに向かった。
変な客
カウンターに座るなり最初に主宰が言った台詞。
主宰:「なんか右岸ありますか?」
変な客である。
が、おいしいサンテミリオンを出してくれた。メルロー中心で口あたりのやさしいクラシックな右岸だった。
主宰:「どう?」
祐亮:「あ、お…、美味しいですね。飲みやすいです。」
あまり気に入っていないようだ。そもそも祐亮はカベルネが好きなのであった。
主宰:「じゃあ、左岸行っときますか!?僕はブルゴーニュ行くけど。」
主宰はマルサネが出てきた。祐亮にはサンジュリアンだ。
祐亮:「やっぱりこれですよね!」
主宰も飲んでみた。カベルネが多めで、熟成したカベルネのタンニンが舌にガツンと絡む力強い酒だ。祐亮はこういうのが好きなのか…。さすがO型。
意外にうまい料理
しばらくすると「海老のムースの舌平目巻きのクリームソース」が登場した。(写真)
超旨そうである。
主宰:「これは赤ワイン飲んでる場合じゃないな…。」
祐亮:「そうですね。何か頼みましょうか?」
主宰:「アントル・ドゥー・メールとかありませんか?」
主人:「ボルドーの白はいいのが空いてないですが、他の階に聞いてみます。」
主人:「マコンある?」
2階:「…」
主人:「あっそう。じゃあ、サンセールは?」
2階:「…」
主人:「あ、それでいいよ。」
と言って出てきたのは、黄金色のサンロマンだった。主宰が考えていたものとイメージはだいぶ違ったが美味しかった。
IZAKAYA VINにはこのところ何回か来ているが、いつもチーズや干し葡萄などを頼んでいた。今日は初めてきちんとした料理を頼んでみたが、結構いけた。また近いうちに来て肉料理でも頼んでみることにしよう!