欲張りランチ

宿泊者に配られる「朝食券」があったのだが、8時まで圭日の部屋にいた主宰はとても朝食を食べるような状態ではなかった。が、この朝食券はランチにも使えるという。とても良い融通である。


ランチが出来る店に行くと、まずはサラダバーを自分で盛ることが出来るということで、皆が山盛りのサラダを盛っていた。これだけでお腹がたまってしまいそうな勢いだった。
朝食券の利用者は、メインはオムライスかパスタが選択できるということだった。主宰は胃袋女、マヤ、岳などと8人で来ていたのだが、皆が両方を食べたそうだった。


主宰:「俺の部屋の2人が先に帰っちゃったから、券が二枚余分にあるんだよね。この分も頼んじゃおうか?」
美佐江:「いい考えだと思うけど、そんな図々しいお願い、いったい誰が店員に言うんですか?」


と言っている間に店員が登場した。


主宰:「朝食食べないで帰っちゃった人がいるからさあ、余分に券がある分もパスタとオムライス持ってきてもらえますか?」
店員:「いえ、人数分のご用意となってしまうのですが…。」
主宰:「え?だってこの朝食券もお金払ってついてきたんだよね?持ってきてくれて当然だよね?」
店員:「少々お待ち下さい。」


美佐江:「すご〜い♪」
主宰:「なにが?」
美佐江:「村松さん頼りになるねえ。ウチの旦那なんか言い出すことすら出来ないよ。」
主宰:「栄治さんは優しいから。良い旦那じゃん。僕は図々しい父の影響でこういうところへ来ると何でも言えちゃうんだよね。」
胃袋女:「あと、レストラン慣れもあると思うよ。」


と、そんな会話をしていても全然店員が来ないので「待たせすぎだよ!」怒り出したとき、数を指定していないはずのパスタとオムライスが5個ずつ運ばれてきた。


美佐江:「なにこれ〜、多くない?」
主宰:「そうだね。でも、図々しくお願いしたんだから覚悟して全部食べるんだぞ!(笑)」


全員がお腹一杯になり、苦しそうだった。主宰も血液がすべて胃袋にとられてしまい、眠かった。


今回は話を聞いて飲んで食べて帰っただけだったが、また近いうちに来て、いろいろと遊びに行ったり、懐かしい店に行きたいと思った。


特に甲斐大泉にあるカレー屋「アフガン」は絶対に行かなければ…。