画廊の最後

主宰はやまざきの常連だが、主宰を上回るつわものが何人かいる。画廊を営んでいたマダム生越は毎日のようにダブルヘッダーでやまざきに現れる。やまざきの利用だけでクラブオンのプラチナ会員になってしまうのである。


時流なのか、画廊をたたむ事になったのだと言う。


渋谷のとあるイタリアンの店で、盛大にクロージングパーティが行われた。ゆうに120人は超えていた。マダム生越の人脈の広さの一端を見た。ただ、業界風の胡散臭い人も多かった。これもある意味マダム生越の実力だろう。


酒と料理は会費に対して内容に見合わないバーティーだった。今後のしばらくの生活費の当てられるのか…。
まあ、達者でやって欲しいが、主宰は距離を置くことになるだろう。