笑いがとまらない酒
今日は秀臣とやまざきで飲むことになっていた。
主宰は一足先にやまざきに着くと、泰久と佳代子が飲んでいたのでそこへ合流した。泰久と佳代子が次にあけるボトルの選択を主宰に委ねたため、主宰は席を離れ、三本のワインを選択しカウンターへ持ち帰った。
◎マスラヴァル2003
◎シャトー・ムーラン・オーラロック2002
◎グールガゾー・カンタス2001
泰久:「村松君はどれがいいと思う?」
主宰:「金原さん(泰久)にはマス・ラヴァルがイメージ的に合ってますね。濃くてしつこくて、時間がたつとさらに味が出てさらに濃くなってシラーの旨みが堪能できるので…。」
泰久:「じゃあそれにしよう!」
ワインを選ぼうかと言うときに丁度秀臣が登場し、秀臣と主宰はマス・ラヴァルをご馳走になった。
四人で飲んでいたらさっさとなくなってしまったが、泰久と佳代子はずいぶん前から飲んでいたので先に帰ることになった。
主宰と秀臣はまだまだいけるということで、次のワインを選ぶことにした。
主宰が秀臣が好きそうなワインを3本選んで、カウンターに持って行った。
◎マスラヴァル2002(VDP)
◎グールガゾー・カンタス2002(ACミネルヴォワ・リヴィニエール)
◎クロ・マヌー2001(ACメドック)
秀臣:「ここは当然、さっき飲んでうまかったこれ(マスラヴァル)のヴィンテージ違いでしょう!」
主宰:「そうだね。2002のほうが力強くて濃くておいしいよ。でもね、この「クロ・マヌー」って旨過ぎて笑っちゃうんだけど飲んでみたくない?」
秀臣:「笑っちゃうワインですか?じゃあ、それにしてみましょうか?」
さっきも今も、3本の中から選ばせているようで結局主宰が選んでいる。意味が無かったかも…。
秀臣:「ワハハハハハハ…!」
主宰:「ワハハハハハハ…!やっは旨すぎるハハハハハハ!」
秀臣:「旨いッすね〜ハハハハハ。いやいやいやいやいやいやいや…。」
10分後。
秀臣:「いやいやいやいやいやいやいやいや…。旨いッすね。」
さらに10分後。
秀臣:「いやいやいやいやいやいやいやいや…。やばいッすね。」
さらに10分後。
秀臣:「いやいやいやいやいやいやいやいや…。」
帰り際。
秀臣:「いやいやいやいやいやいやいやいや…。今日はいいワインを教えて頂いてありがとうございました…。」
主宰:「フッフッフッ…。まだまだいろいろあるのよ…。楽しみしてて…。フッフッフッ…。」
将来、一緒にワイン作りをすることを誓って散会とした。
ワインは喜んでくれる人と飲むのが一番だね♪