そば代踏み倒し

やまざきで一人で軽く飲んでいたら胃袋女から連絡があり、とんかつを食べに行こうという誘いだった。普段なら喜んでとんかつを食べる主宰だが、なんとなく今日は重いのは遠慮したい旨伝え、そばを食べに行くことになった。


主宰:「おいしい?」
胃袋女:「…。」


まだ主宰は箸をつけていなかったが、胃袋女は一口目で言葉を失ってしまっていた。


これは口直しをしなければならないということで、ボーっと代金を払わずに店を出てしまった。
まずくてお金を払うに値しないという憤慨からそのようにしたのではなく、無意識で払うに値しないと感じてしまっていたからと、既に次のことを考えていたことでそういう行動になってしまったのだ。
店を出て一分後、ふと我に返り店に戻ると胃袋女が会計してくれていた。ごめんね。


胃袋女の怒りはこちら

お口直し


銀だこ