“ほとんどフォワ・グラ”のパテ

今日は桜木町にあるリパイユエクスキーズで初めてワイン会を行った。
正直言うと、最初なので手ごろなコースから食べてみて様子を伺って…、なんて考えていたのだが、シェフの脇坂氏とメールのやり取りをしているうちにエスカレートし、結局コースは「お任せコース」、ワインはヌーボーを中心に飲むはずだったがヌーボーは一種だけになり、秘蔵のゴトゥール94とベビアン91を出してしまいました。
今日も本当にとても幸せな会でしたが、この幸せさは文字には出来ないので多くは書きません。
が、客観的に見える部分だけでも、「フォワグラ」「白子」「からすみ」「トリュフ」と豪華さは伝わるかと…。

以下写真の料理の解説はシェフからのメールを張りつけました。
料理の詳しい内容はまりりんの胃袋日記を参照ください。



Amuse-bouche
アリゴ Aligo(カンタルチーズとジャガイモのクネル)と地鶏のスモーク
"ほとんどフォワ・グラ"のパテ
リヨン産ドライソーセージ(ジェジュ、ロゼット)
ホロホロ鳥のテリーヌ



Hors-d'oeuvre
トリプー Tripou(豚足と牛胃の白ワイン煮)ピュイ産レンズ豆のカスレ仕立て



Poisson
アドック・ア・ラ・フロランティーHaddock a la florentine
その白子のムニエル添え 自家製カラスミのソース
(塩漬にした鱈を軽くスモークしてポシェするもの。南フランスの古典料理)



Viande
えぞ鹿のロースト ソースポワヴラード
ポンム・サルラデーズ(じゃがいもにトリュフのジュをかけて焼いたもの)添え



Plateau de fromages
チーズ色々



暖かいガトーショコラとリキュールのアイスクリーム


この、シェフから頂いたメールをプリントアウトして自慢していたのだが、12/1に胃袋まりりんと大策と裕樹と四人で飲んでいたときにも自慢していた。


大策:「すごいメニューですね!ところで、この『“ほとんどフォワ・グラ”のパテ』ってなんですか?フォワグラじゃないけどフォワグラみたいなパテなんですか?」
主宰:「いや、これは国語的に言って、純度が高いフォワグラのパテということだろう。インチキパテってか? 大策馬鹿だなあ。」
裕樹:「わはははははは!」
胃袋まりりん:「おかしい…!」


で、今日脇坂シェフの話を聞いて愕然とした。
脇坂シェフ:「この、『ほとんどフォアグラ』というのは、豚の肝臓で作ったものでして…」


大策様、すみませんでした。馬鹿は主宰でした…。

シャトー・カオール



今日飲んだワインと背景は佐藤香(さとうかおる)さん。
1.Domaine La Grave Vin Neuveau Rouge 2005
2.Chateau La Grave Previledge Blanc 2001 AC Minervois
3.Chateau Gautoul 1994 AC Cahors
4.Le Prieure de ST.Jean de Bebian 1991 AC Coteaux du Languedoc


佐藤香さんはしきりにつぶやき続ける…。


香:「シャトーカオール、シャトーカオール…。。」
主宰:「ん?、カオールのシャトーゴトゥールですよ!?」
香:「シャトーカオール、シャトーカオール…。。」
主宰:「??」
香:「僕の名前はシャトーカオール…。」
主宰:「???」
香:「シャトー(さとう)カオール(かおる)…。」

蝦夷鹿の叫び

集合時間の30分を過ぎてもまだ胃袋まりりんは現れない。
他の6人はもう飲み始めていた。


(携帯着信)♪♪♪♪♪


胃袋まりりん:「道がわからないんだけど…」
肝臓主宰:「地図持ってないの?」
胃袋:「忘れちゃった。」
肝臓:「地図があっても分かりにくいのに、説明できないよ。」
胃袋:「ちゃんとおしえてよ。」(ふざけんなとおもってる。=想像)
肝臓:「地図もってこいよ。」(馬鹿とおもってる。)
胃袋:「とりあえず切るわ。」(むっとしてる。=想像)


5分後、何の前触れも無く、何事も無かったかのようにいつものノーテンキな笑顔とともに突然店に現れる胃袋まりりん


胃袋:「道はわかんなかったけど、蝦夷鹿の『たべて〜』という心の叫びに呼び寄せられてたどり着いたのよ。きっと蝦夷鹿は雄なのね♪」(主宰は呼び寄せてくれなかったのに、と思っている。=想像)


他の6人:「…。」


さすがです。