疲れるワイン会

今日はRMの生産者を招いてのワイン会に参加した。ベレシュ・エ・フィスというシャンパンで新進気鋭の生産者だ。兄弟で蔵をやっているらしく、29歳の兄と24歳の弟が店に来ていた。
まず、兄が挨拶するが、ワインに対する思いが熱すぎて長い。皆待ちくたびれていた。飲み始めてからもボトルがひとつあくごとに、生産者自身による詳しい解説が入る。なんてアカデミックというかマニアックなワイン会なんだ!
でもそういう話は好きなので、話は全部聞いていた。おかしかったのは、ワインの解説を兄がしているときにその内容に弟が反発して兄弟喧嘩が始まってしまったことだ。
1本1本説明が入るのはいいのだが、生産者が客の反応に非常に敏感になっているので、飲むほうとしてもいつ感想聞かれるかわからないので一杯一杯丁寧に真面目に飲まざるを得ない。それぞれとても素晴らしく、丁寧に真面目に飲む価値がある酒だが、会が終わる頃には少し気疲れしてした。

今日の酒はすべてベレシュ・エ・フィスのシャンパ

(泡)ブリュット・レゼルヴ NV(PM、PN、CHほぼ均等)
(泡)エクストラ・ブリュット・レゼルヴ NV(PM、PN、CHほぼ均等)
(泡)レ・ボー・ルガール シャルドネ ブリュット・ナチュレ NV(CH100%)
(泡)ブリュット・ロゼ NV(PM45,PN35,CH10,他10)
(泡)アンスタン・ル・クラン 2004(PN45,CH55)
(泡)ルフレ・ダンタン NV(PM、PN、CHほぼ均等)

みんなとても出来が良くておいしいのだが、味が真摯すぎるので飲み続けると疲れる。もう少し彼らが年を取ってきて余裕が出てくれば、緊張感を強いるような味わいが和らぐのではないかと思う。今後が楽しみだ。