あたしのために
超巨大キンキ
今日午前中にうちに届きました。大きさがわかるようにデュガピーのボトルを横に並べてみました。ハーフボトルなどではありません。フルボトルです。
手が臭い
今日はフレデリック・コサールの会を行った。
崇子が少し早く来たのでお茶をしていた。
崇子：「なんかこの部屋生臭くないですか？」
主宰：「ん？ どこが？」
崇子：「あっ！ わかった。(主宰の)手が臭いんだ。さっき巨大な魚見せてくれたときの臭いが手についちゃったんですよ。」
ハンドソープで数回洗ったが臭いが完全に取れることはなかった。この後2時間主宰は崇子に「臭い」となじられ続けた。
無理な要求
今日は予定通り6人の開催だった。
すーこ：「あたしの友達が今日のワイン会に来たいって言ってたんですよね。」
主宰：「呼んであげればよかったのに。」
すーこ：「ええ？ よかったんですか？ 当日じゃだめかなあと思って…。」
主宰：「酒はいくらでもあるし、料理も大丈夫ですよね？」
茂呂シェフ：「ああ、全然大丈夫ですよ。」
すーこ：「なんだあ、呼べばよかった。」
主宰：「いまから呼べばいいじゃん。」
すーこ：「ホントですか？ 来るかなあ…。」
親友のキヨちゃんにすーこが電話したら、キヨちゃんは仕事をなるべく早く切り上げて急いで向かうということになった。来ることになってからは何故かすーこに落ち着きがなくなった。
すーこ：「まだかしら？ 今どこにいるのかしら？ 遅いわねえ…。」
主宰：「まだ職場を出てないんじゃないの？」
すーこ：「そんな呑気な。早く来ないかしら。いまどこかしら。」
主宰：「まだ電話して10分もたってないんだからまださすがに職場でしょ。」
すーこにメールが入った。いま職場を出たらしい。あわてて電話をかけるすーこ。
すーこ：「あんた何やってんのよ！ 遅いわよ！」
電話の向こうから「ええっそんなあ…！」と聞こえて笑えた。
主宰：「10分で仕事片付けたんでしょ？ すごいじゃん。」
すーこ：「あんた早く来るのよ！ 10分で来るのよ！ わかった？」
主宰：「その人の職場はどこなの？」
すーこ：「信濃町。」
主宰：「いくらなんでも無理だろ。30分くらい見てあげないと。まだ時間があるんだからゆっくり待とうよ。」
すーこ：「はあ…。」
一人増えることになったので、ワインも1本余分にあけることにした。いくつかの候補の中からクロード・デュガのジュヴレ・シャンベルタンを選んだ。
すーこ：「ありがとうこざいます。」
主宰：「なにが？」
すーこ：「クロード・デュガを選んでいただいてありがとうございます。」
主宰：「みんなこれがよさそうだったし、別にすーこさんのためだけに選んだわけじゃないけどさ…。まあでも折角だからすーこさんのために選んだことにするか。すーこさんおめでとう！」
すーこ：「あたしのために皆さんありがとうございます！」
いったい何がおめでたいんだ？
なんて感じで盛り上がっていたらすーこは落ち着きを取り戻し…、と思ったらまたキヨちゃんに電話した。
すーこ：「あんた今どこに居んのよ！」
今日の酒
(赤)シャソルネ・デ・シュド SG NV(2003)
南仏でブルゴーニュと全く品種が違うのにフレデリックコサールの味がきちんとした。良いワインだった。
(赤)フレデリック・コサール ブルイー レ・バ・ド・ラ・ロシュ 2003
いままでいろいろとクリュボジョレーを飲んだが、これはその中でも1、2を争うだろう。2003なのに酸がきっちり乗っていて上品で葡萄にまとまりがあってすばらしい。
(白)ドメーヌ・ド・シャソルネ サン・ロマン コンブ・バザン 2003
コサールの葡萄との会話力に脱帽。すべての分子に意思が通じている。芸術的ですらある。
(白)ジュリエット・シュニュ ムルソー 1er シャルム 2001
熟成が進みすぎていて茶色かった。必要以上に甘かったが、参加者の皆は喜んでくれた。茂呂シェフの作ったそら豆のパスタと最高のマリアージュだった。
(赤)ドメーヌ・クロード・デュガ ジュヴレ・シャンベルタン 2004
どっしりとした、ジュヴレシャンベルタンらしからぬ質量を感じさせる。濃くて美味い。力強い。今日一番喜ばれたのはこれ。
(赤)ドメーヌ・プリュレ・ロック ニュイ・サン・ジョルジュ 1er 2005
主宰はこの蔵についてはいつも懐疑的な見方をしているが、なんと今日は珍しく当たりボトル。クロ・ド・コルヴェの泥臭い力強さが全開でロック特有の悪い意味でのビオ臭さがない。まさかこんなに美味いと思わなかった。
(赤)ドメーヌ・ド・シャソルネ ニュイ・サン・ジョルジュ 1er クロ・デ・ザルジリエール 2003
すばらしい。コメント不要。
参加者
信一、崇子、愛子、すーこ、キヨちゃん、茂呂シェフ、主宰
