引退

bebian912010-03-31

今日は「最後の仕事の日」だった。
引退記念に何かいい酒を飲もうと思ったが、一人で盛り上がってもしょうがないのでそこそこいい酒にした。
茂呂シェフが右岸の会で残してってくれたパテが今日も超旨かった。

今日の酒

(赤)ヴィルジニー・ド・ヴァランドロー 2003 ACサンテミリオングランクリュ
濃くて力強い。いつも不思議に思うのだが、わざわざ右岸で、メルローでこういう酒を作るのはなぜなのだろうか?
こういう酒ならメドックカベルネで造ればいいのに…、と思う。
ただ、これは濃さに隠れてはいるが、サンテミリオンの味はする。そして濃さの中に微妙なエレガンスが垣間見られる。
味は単純だが(不味いわけではない、むしろ美味しい)、ともすればサンテミリオンという文化を冒涜するかのような味の中にエレガンスが垣間見られたり、馬鹿っぽい味だがサンテミリオンの味もするという味覚以外のところで複雑なところが面白い。
インパクトがあって舌に直接訴えかけてきて旨いが、飽きる味だ。
これに8000円以上払うなら、他に使い道があるだろう。(主宰はオークションで5000円以下で取得)