血を欲する夜

bebian912010-03-15

今日は主宰の師匠の圭日が代々木でカラオケをすると言うので主宰も行った。30人もの人が集まっていてびっくりしたが、人数が多いので主宰は歌わなくて済みそうだと安心していた。ところが胃袋女が勝手にDMCの「恨みはらさでおくべきか」を入れてしまい、主宰はうたう羽目になった。
その30人のほとんどが主宰がワインとクラシックの人だと知っていたので、主宰が「八つ裂き〜じゃ〜♪」と絶叫する姿を見て引いている人18人、あきれている人1人、目を丸くしてびっくりしている7人、面白がっている人3人、感心している人2人というようにさまざまな反応があって面白かった。
性に合わないこのような曲を歌うと性根尽き果ててしまうので、無性に血のようなワインが飲みたくなってきた。帰宅後に濃いボルドーワインを飲んだ。

今日の酒

(赤)シャトー・デギーユ 2006 ACコート・ド・カスティヨン
あけたときから濃くてうまい。さすがはミシェル・ロランと思っていたら実は(コンサルタントは)ステファン・ドゥルノンクールだったのでびっくりした。
もしかしたら保管状態の問題もあったかもしれないが、右岸のワインであることを思い起こさせないように過熟風味のプルーン香を伴ったテロワール無視っぽい味は完全にミシェル・ロランのそれに思えた。
ただ、それでも以前に飲んだ2004に比べればヴィンテージの特質を良く生かした品の良い造りになっているという差異は感じられた。
いずれにしろ、今日のように変な疲れ方をしてドラキュラのような気分になったときにはピッタリのワインだった。