超大はずれ
今日は修平とやまざき有楽町に行ってベビアンを飲んだ。修平は最初は「酸味があって優しいワインがいい。」という話をしていたのだが、主宰が商品棚から残り少ないベビアンを発見してしまった。
主宰:「おっ。ベビアンがあるぞ!」
修平:「それってなんか聞いたことがあるような名前ですね。」
主宰:「俺のメールアドレスだよ。」
修平:「あ、そうでしたね。それにしましょう!」
主宰:「酸味あまり無くて力強い感じだけどいい?」
修平:「村松さん由来のワインを飲んでみたいので、是非それにしましょう!」
ブラインドテイスティング
おつまみはチーズとバケットを頼んでいたが、店員の遠藤君がおまけで少しだけ蜂蜜をつけてくれた。主宰はやまざきにある蜂蜜はフランスの各ワイン産地のもの(シャンパーニュ、ブルゴーニュ、ボルドー、プロヴァンス)だと知っていた。
主宰はそのおまけの蜂蜜を舐めてみた。爽やかで酸味があるミネラルを感じたので、遠藤君に聞いてみた。
主宰:「この蜂蜜ってシャンパーニュのやつ?」
遠藤:「いえ、これはプロヴァンスです。」
主宰:「超大はずれだな。死刑になってもいいくらいの大はずれだな。」
間違えるにしても、ブルゴーニュをシャンパーニュと間違えたりボルドーをプロヴァンスと間違えたりするならまだ許されるが、4種の組み合わせで最も遠い存在のものと間違えてしまったそしりは免れない。主宰の舌なんて所詮その程度だということだろう。
今日の酒
(赤)プリュレ・ド・サン・ジャン・ド・ベビアン 2002 ACコトー・デュ・ラングドック
二年前くらいに店に入荷したてとの時はもっと力強かったイメージがあるが、それは味が暴れていただけのことだということが分かった。実に滑らかで雑味も無くピュアな力強さを持つ大変秀逸なワインだった。ベビアンは熟知していたつもりだったが、また違う世界を見たような気がした。