じゃあ、お願いします

今日は知沙子と上野のワインバー「アロマ」に行った。
アロマはワインバーにもかかわらず2000円でボトルを持ち込めるという制度があるので、今日は初めての持込でやまざきの頒布会のワインを持っていくことにした。


オーナーの久美子:「何になさいますか?」
主宰:「僕は泡(ゼクト)にするけど、どうする?」
知沙子:「あたしもゼクトで。」
主宰:「あと、ボトル持ってきたんだけど、2000円で持ち込めるルールはまだ有効?」
久美子:「も、持込ですか? や…、やってます。」


久美子はいつも表情をほとんど変えないが、このときも変わらなかった。が、いつも思ったことをはっきりと言葉にする。持ち込みはあまり歓迎ではないようだ。
だが、B型の主宰と知沙子がそんなことに怯むはずもなく、ボトルをあけた。


ちなみに、知沙子はB型かO型か分からなかったのだが、主宰があまりに勝手にB型と決め付けているからかきちんと調べて、晴れて?B型だと判明したそうである。


店は久美子と久美子の相方の料理長の2人だけで切り盛りしているので、オーダーが込み入るとたちまち忙しくなってしまう。忙しいのでなかなか持ってきたボトルをあけてもらえなかった。が、忘れずにいてくれたようで、やっと主宰と知沙子のところへボトルをあけに来てくれた。


主宰:「忙しそうだね。」
久美子:「はい。」
主宰:「自分であけようか?」
久美子:「(一瞬躊躇して)じゃあ、お願いします。」
主宰:「いいですよ〜♪」


普通なら客からそんなことを言われても自分であけるだろうが、主宰を元から知っていることもあり実を取ったのだろう。ちなみにこのやり取りの間も久美子はほとんど表情が変わらなかった。

うまい料理

主宰:「久美子さんの相方の人が奥で一人で料理してるんだよ。」
知沙子:「そうなんですか!」
主宰:「ワインバー開店以前は調理とは縁のない世界の人だったらしいんだけど、久美子さんがワインバーを始めるってんで料理を始めたらしいんだよね。凄いよね。」
知沙子:「愛の力ですね♪」
主宰:「そうだね。本当に愛の力だね。来る度に味が安定して美味しくなってるんだよ。」


そんな会話をしながらコルゴンゾーラソースのリガトーニを食べていると、ズッキーニにミートソースをかけた料理が出てきた。食感を損なわない焼き方できちんと火が通っていてしっかり味がついているのに上品…。
知沙子は若さに似合わず舌が肥えていることに加え、語彙が豊富でB型ゆえか表現に躊躇がないので、上記のように大絶賛だった。


久美子:「たくさん誉めていただいてありがとうございます!」


主宰も少し誉めたが、舌が肥えていて語彙が豊富でB型仕様の躊躇ない表現は全くかぶってしまうので、誉め方は控えめにしておいた…!?(笑)

今日の酒

(泡)メニューに載っているゼクト
(赤)プリウレ・ラ・ショーム オルフェオ 2005 VDP
(貴腐)ボルドーのおそらくソーテルヌの対岸と思われる貴腐ワイン 2006