ヌーヴォーの「早飲み」

今日はヴィノスやまざき有楽町に1人で来た。買っておいたヌーヴォーの中から何かを開けようと考え、一番高いペール・ギヨのヴィラージュを飲むことにした。
ヌーヴォーは言うまでもなく、その年に収穫された葡萄を使って2ケ月程度でワインに仕上げて造るものだが、ペール・ギヨのヌーヴォー(特にヴィラージュ)はヌーヴォーにするにはもったいないほどの良い葡萄を使用するのでどうしても解禁日すぐでは「早飲み」になってしまう。
まず香りを確認。ヌーヴォーとしてはありえない華やかな香りだ。そして、味の確認。すばらしいとしか言いようがない。ヌーヴォーとしてはありえない余韻の長さは特筆物だ。
が、やはりまだ硬い。ガチガチと言っていいだろう。
それでも今年の葡萄は出来がよくて早飲みもできるので、まだきちんと「ワイン」という体裁になっている分まだいいかもしれない。
確か去年と一昨年は余韻すら隠れてしまうほどガチガチで、いつ飲めるのだろうか?と思ったのを今でも記憶している。その前の年は、解禁日に栓をあけたら発酵途中だった。
ペール・ギヨの一部グランクリュ級の葡萄を使用してのヌーヴォー作りも4年目か5年目に入ったので、解禁日に向けての発酵の調整、味の調整も慣れてきたということもあるのだろう。


今日はすばらしい葡萄を使用したヌーヴォーの「早飲み」、本当に楽しませていただきました。

いかにすごい葡萄か!

このヌーヴォーは、村名格のモルゴン村の中にあって地元の人が「グラン・クラ(クリュの方言)」と呼んでいる区画のガメイを、一部使用する。
この区画からできたワインが如何に素晴らしいかを著した日記が過去にありました。興味がある方はご覧ください。
http://d.hatena.ne.jp/bebian91/20080505

今日の酒

(赤)ドメーヌ・ベール・ギヨ ボージョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー 2009
上記のとおり。