割引制度

bebian912009-09-22

今日は「右岸の会4」を行った。
今日も茂呂シェフが数々の美味しい料理を作ってくれて酒も美味しくて幸せな会でした。


主宰の会にもう何度も登場している美佐子が、主宰の部屋の異変に気がついた。


美佐子:「あっ! ワインセラーがある!」


それをきっかけに、主宰はジョルジュ・ルーミエのボンヌ・マールやデュジャックのクロサンドニを見せて自慢していた。


美佐子:「やったー! あけてあけて!」
主宰:「あけないよ。これは今度『デュジャックの会』のメインのワインなんだから。」
美佐子:「えー、その『デュジャックの会』はいつやるんですか?」
主宰:「10月かな。」
美佐子:「いくらくらいなんですか?」
主宰:「人数にもよるけど、17000円くらいかな。」
美佐子:「え〜! 高い〜。じゃあ、あずさちゃんは『美人割引』にしてあげてね…。」
主宰:「えっ? 美人割引!? まあ、人数によってはいいけど…。」
美佐子:「いくらくらいまけてくれますか?」
主宰:「2割くらいかな…。」
美佐子:「じゃあ、あたしも美人割引でお願いします。」
主宰:「う〜〜ん…。」
美佐子:「あたし『美人』じゃだめかあ。じゃあ、『ムチムチ割引』はどうですか?」
主宰:「それ、素晴らしい!4割引くらいかな!」
美佐子:「やったー!」
マヤ:「あたしも美人割引でお願いします!」
主宰:「殺す。」
マヤ:「じゃあ、『馬鹿割引』はどうですか?」
主宰:「あっはっはっ! なんだそれ? 面白いから6割引でいいんじゃん!?」
マヤ:「まじですか?」


こんな自虐ネタがサラッと言えるのも、最近かわいくなったと評判で自信がついてきたからなのだろう。

今日の酒

(泡)シャトー・マカイ クレマン・ド・ボルドー "ニュイ・ブランシュ" NV
(白)シャトー・ランドロー 2006 ACアントル・ドゥー・メール

この2本は主宰の実家で2年寝かせた(というか棚に放置)ので、とてもいい熟成をしていて美味しかった。ランドローは茶色くなっていた。アントル・ドゥー・メールを茶色くして飲む人などこの世の中に何人いるのだろうか?


(赤)プピーユ 1995 ACコート・ド・カスティヨン
いくらコンクールでペトリュスと張り合ったことがあるといっても、14年たつとその構造の緩さは隠せない。が、かなりこなれた古酒としては非常に楽しめた。こなれたはいたが、古酒の味はしない。飲み頃のピークは過ぎていたようだ。


(赤)シャトー・グラン・カッサ 2004 ACポムロール
あけたては頑丈そのものだったので、ワイン用の籠に入れて横にしておいて2時間後に丁度よくなった。ポムロールらしい鉄の味もあったが、樽から来ると思われるバニラの味のほうが少し勝っていた。寝かせるともっとよくなるだろう。(あと2本ある)
このワインはいわゆる「ガレージワイン」に分類される(生産量1400本)が、やはりこういうワインを飲むとワインは愛が大事なんだな、と思った。思ったが…。


(赤)シャトー・ボー・セジュール・ベコ 1986 ACサンテミリオングランクリュ グランクリュ・クラッセ
非常に真面目な味で遊びがない。飲み手に緊張を要求する感じだ。めちゃくちゃうまいというわけではないが、今日のラインナップなら素人でもその格の違いがはっきり分かるくらいの格調高さがあった。こういうワインを飲むと、愛は大前提でしかなくやっぱりテロワールが大事なんだな(というかすべて)と思った。

参加者

茂呂シェフ、美佐子、あずさ、マヤ、主宰