もうすぐ破局

今日は圭祐とやまざき渋谷店でクロワゼバージュ2005を飲むことにしていたが、先週圭祐と知り合ったときに店にいた朗もいたので一緒に飲み始めた。

ノーアウト満塁なのに…

ほどなく、主宰の友達の美佐子と「もえ」が顔を出したので、―杯ずつ振舞った。
美佐子たちは用があるので、15分ほどでやまざきを後にした。


美佐子:「では、失礼します。皆さん楽しんでくださいね。」
もえ:「失礼します。ではまた〜♪」
主宰:「じゃあね〜。」


美佐子と「もえ」退散。


圭祐:「すごく軽い別れかたですね。」
主宰:「軽く?そんな重々しく別れてもねえ…。えっ?どうすればよかったの?」
圭祐:「あんな(きれいな)人たちがせっかく飲みに来たのに軽く返しちやうなんてすごい余裕ですよね?引き留めたりしないんですか?」
主宰:「はっ? 余裕? あの2人はその気になればいつでも会えるし、さっき俺んちに来てたし…。」
圭祐:「なるほど、それで余裕なわけですね?」
主宰:「余裕は全然無いって…。交友関係が広いという意味では確かに毎回ノーアウト満塁のチャンスなのかもしれないけど、見てのとおりオクテでシャイで引っ込み思案だから、決定打があまり出ないと言うか…。」
圭祐:「ホントですかあ?」
朗:「またまた〜。」


いや、ホントに。

ワインおかわり

クロワゼバージュはとてもおいしくて3人で飲んでいたらすぐになくなってしまいそうになった。


主宰:「頒布会には2口入っているので、もう一本同じのがありますけどあけちゃいましょうか?」
朗:「ほんと? じゃあ、2本目は俺がお金出すから行っちゃおう!」


自分の記憶が確かなら、同じ酒をこの人数で連続であけるのは過去に記憶がない。でも美味しいのでそれでもよかった。

鋭い美容師の目

閉店の23時が過ぎ、店員の絵美子が主宰たちを急かしに来た。


絵美子:「あの〜、すみません…。」
主宰:「ん?もう時間か。はい!皆さん退散で〜す!」
圭祐:「あれ?また(絵美子の)髪形変わってませんか?」
絵美子:「はい、また変えました。」
圭祐:「この2ケ月で3回変えましたよね?」
主宰:「よく見てるねえ。さすが美容師だな。髪型がよく変わる人は浮気性だと前に(絵美子に)言ったと思うけど、3回も変えたとなるともうこれは浮気願望の塊と化しているから、(彼とは)もうすぐ破局だな。」
絵美子:「破局しないです!」
主宰:「でも、その願望が髪形に出ているわけよ。もし破局しても、もっといい男が現れたらうれしいだろ?」
絵美子:「それなら(破局しても)いいかも…。」
主宰:「ほら、本音が出た!やっぱり破局だな。」
絵美子:(意味深な笑顔)


女は怖い…。

今日の酒

(赤)シャトー・クロワ・ゼ・バージュ 2005 ACポーヤック(メドック5級) 2本

面子

圭祐、朗、主宰、美佐子(顔出し程度)、「もえ」(顔出し程度)、マヤ(最後に登場)