神のお導き
今日は奈緒美が遊びに来ることになっていたが、約束の5分前の18時25分に不思議なメールが届いた。
「京浜東北線が人身事故で止まっています。いま品川です。」
品川で止まっているのはいいけど、京浜東北線ってどういうこと?
もしかして大森と間違えてない?
「了解しました。だけど、大崎駅は山手線ですよ。」
と返信すると、すぐにまた返信が来た。
「大森と勘違いしてました。すぐ向かいます。」
事故がなければ大森に直行することになっていたのに、ちょうど品川で足止めされたなんて、神様が誰かを京浜東北線のホームに飛び込ませてまで奈緒美を早く主宰に会わせたかったに違いない。
料理は軽くでいいという話だったので、日曜日に茂呂シェフからもらっていた肉料理を一部を用意し、茂呂さんのソースと主宰オリジナルのソースを作ってかけた(写真)。
とても美味しかった。
ワインは、ボルドーグラスが仲町台に預かってもらっていて主宰の家にはブルゴーニュグラスかフルートしかなかったので、それに合うように下記のワインを机の上に並べておいた。(一部合わなそうなものも並べましたが…)
(赤)ドメーヌ・ドミニク・ガロワ ジュヴレ・シャンベルタン 2005
(赤)ドメーヌ・レミ・ジャニアール ジュヴレ・シャンベルタン 2005
(赤)ドメーヌ・アルロー・ペール・エ・フィス モレ・サン・ドニ 2005
(赤)ブシャール・ペール・エ・フィス ブルゴーニュ "ラ・ヴィニェ" 2003
(赤)シャトー・ベイシュヴェル 1996 ACサン・ジュリアン
(赤)ファルネーゼ サンジョヴェーゼ 2006 DOC
すると奈緒美は少し考えて、アルローを選んだ。何もヒントは与えていないが、ブルゴーニュの中で一番高い酒を選ぶとは、さすがお目が高い。