ワインスクールよりワイン会
今日は「コルトンの嵐」と銘打ってワイン会を開きました。
人数が少なかったので、5本のワインでしたが、そのうち3本がグランクリュと贅沢な会となりました。
初級を卒業
主宰が冷やかしで参加したワインスクールで知り合った健は、このたびめでたく初級コースを卒業したとのことだった。
健:「スクールからは中級コースの案内が来てるんですよ。」
主宰:「いくの?」
健:「どうしようか考え中なんですけど…(後ろ向きな雰囲気)」
主宰:「いくらかかるの?」
健:「半年で7回で6万円位するんですよ。そんなんだったら、村松ワイン会のほうがいいかなと思って…。」
そりゃそうだ。
今日の酒
(白)ドメーヌ・ジャン・モニエ・エ・フィス ムルソー レ・シュヴァリエール 1993
シュヴァリエールはどちらかと言うと魚料理に合うテロワールで、このムルソーはそのテロワールを生かしてはいるものの、造りとしては比較的厚みのある従来型のムルソーだ。しかし、熟成により相反する双方の要素が融合し、すばらしい酒となっていた。
かなりの量の液漏れの痕があったが、品質にはまったく影響なく非常に楽しめた。主宰は今日はこれが一番感動した。
(赤)ドメーヌ・プラン アロース・コルトン 1996
こちらも、村名ブルゴーニュの熟成かくあるべし、というようなワインだった。村名ながらミネラルが豊富に感じられ、熟成とあいまってコート・ド・ボーヌの妙を演出していた。
(白)ブシャール・ペール・エ・フィス コルトン・シャルルマーニュ 2003
正直あまり期待していなかったが、グランクリュの実力は見せてくれた。店の人に頼んで朝10時からあけてもらっていたのがよかったようだ。
(赤)ドメーヌ・マイヤール コルトン-ルナルド 1995
落ち着き払ってすました感じの中に柔らかさもあって、とても美味しく飲めた。主宰的に好きな味です。
(赤)ルイ・ラトゥール シャトー・コルトン・グランセ 1983(写真)
澱が舞ってしまったが、よく熟成していてよかった。ブルゴーニュのグランクリュは如何に長く待つかが勝負だということを改めて教えてくれた。
5人中3人が今日一番の酒としてこれを挙げた。
全体としてグランクリュ3本で村名のワイン2本も非常にレベルが高く幸せな会だったが、もう少し気楽に飲める安い酒があるほうが気が休まる気がした。
参加者
健、穣、りさ、マヤ、主宰