欲求不満
今日は胃袋女と旬香亭自由が丘キッチンでランチした。
味の傾向が胃袋女が気に入りそうな味だと思って連れて行ったが、パスタのセットだと旬香亭の真髄を味わってもらえないと考え(もちろんパスタも美味しいが。)、前菜盛り合わせ(この店ではMEZE<メゼ>という)を注文した。
この作戦がはまり、目論見通り喜んでもらえてよかった。
味についての薀蓄は近々胃袋日記に載るのではないかと思っている。
http://d.hatena.ne.jp/mari37/20080502
とにかく、手を抜いてない。というか、手を抜くことを知らないと言った感じだ。前菜盛り合わせてを見ても、一品一品入魂の味である。こんなに手をかけていてスタッフは体が持つのだろうか?と思ってしまった。
その疑問をそのまま渡辺ソムリエにぶつけてみると、やはり厨房の一人が一度倒れたのだそうだ。やっぱり…。
みんながんばれ!
今日の昼の酒
(泡)カヴァ クリスタリーノ ブリュット NV
定番♪
(赤)ドメーヌ・プリュレ・ロック ニュイ・サン・ジョルジュ 1er クロ・ド・コルヴェ 2000 モノポール
丁度5日にロックの会をやるのだが、グラスでクロ・ド・コルヴェが飲めるということで、「プレワイン会の代わり」と称してグラスでオーダーした。
まずは妖艶な香りが漂う。しかし、開けたてでまったく開いてこない。無理やり開かせようとして、20分以上ぐるぐる回し続けたが、まったく反応がない。
胃袋女:「そんなに回したらワインの目が回っちゃうんじゃないの?少し休ませてあげれば?」
主宰:「それもそうだね。」
まわすのは止めたものの、早く開いてほしい主宰は北斗孫家拳操気術を施し続けた。すると、香りが変化しだした。次第に強烈な香水のような妖しいケバケバしい香りが充満していった。
主宰:「なんか、水商売みたいな感じだねえ…。ロックってこんな香りになることあるの?」
渡辺:「いやあ…、自分は経験無いですね…。」
ロックのワインは元から妖しい香りを放つが、ここまでお水っぽくなるとは思っても見なかった。しかし、香りは開いているものの、本体のワインの味はさっぱり開いてこない。
このワインが本当に開くにはあと一時間はかかるな…。と思って時計を見ると既にランチタイムの閉店時間を30分オーバーした15時になっていた。仕方なくまだ閉じたワインを飲み干して店を後にした。
妖しい香りの挑発を受けて、お互いその気になって盛り上がってきたのに、最後までできなかったみたいな…。(何を?)
このやり場のない欲求、どうしてくれるわけ?
夜はIZAKAYA VIN
夜はスギケンとやまざき渋谷店で飲もうと思って店に行ったら満席だった。
主宰:「どうしましょうか?IZAKAYA VINにしましょうか?」
スギケン:「実は行きたかったんですよ。」
おすそ分け
席についてカウンターに並んでいるボトルを見ると、ビアンヴニュ・バタール・モンラッシェ1981があいているではないか!
主宰:「これ飲めんすか?」
マスター:「これは…。(隣<左隣>のお客のです)」
主宰:「あ!ハイハイ…。(訊かなかったことにします。)」
でも隣のおじさんは聞いていた。
主宰とスギケンがなにか注文しようとしたそのとき、隣のおじさんは次のワインをボトルであけていた。
主宰:「(小声で)うわあ…、今度はシュヴァリエ・モンラッシェかよ。すげえな…。」
スギケン:「凄いっすね。」
やっぱりおじさんは聞いていた。
おじさん:「隣のお二方にこれ(シュヴァリエ・モンラッシェ)、注いであげてください。」
主宰:「まじすか?ヤッター!ありがとうございます!」
スギケン:「凄いっすね。村松さんのブログで書いてあるようなことって、本当に起こるんですね。いつも本当にラッキーなことが起こりますよね。」
今日も遭遇
いつも凄い勢いで飲みまくって食べまくる彼女に、今日も遭遇した。
ところが、今日は料理は一皿、ワインも一杯で終わってしまった。体の具合でも悪いのか?それとも男の事で悩んでいるのか…?
主宰:「どうしたんですかね?さっきの彼女。いつも凄い勢いで飲んで食べまくるのに…。」
ママ(マスターの奥さん):「なんか、お母さんと待ち合わせているみたいですよ。あまりたくさん飲んで会うと怒られるみたいですよ。」
取り越し苦労だったようだ。でも、なんでこんな取り越し苦労をするのか良くわからなくて不思議だった。もっと言うと、飲みまくり食いまくりの遭遇彼女の立場からすれば、主宰がそんな取り越し苦労をしているとわかっても却って迷惑な話だろう。
収穫祭
スギケンはとても行動的な人で、「そら豆の会」というNPO法人を主催している。で、5月中に収穫祭を行うのだそうだ。主宰も出席させてもらおうと思っている。
明日から畑でアブラムシと格闘だそうです。
今日の夜の酒
(白)ブシャール・ペール・エ・フィス シュヴァリエ・モンラッシェ 1999
(白)ドメーヌ・ダニエル・バロー プイィ・フイッセ 2004
(赤)蔵不明 サヴィニー・レ・ボーヌ 1er 畑不明 2006
(赤)蔵不明 シャンボール・ミュジニー 1er 畑不明 1994
(赤)ドメーヌ・ジェラール・ラフェ シャルム・シャンベルタン 1998