寝られないお父さん

bebian912008-01-12

今日は日比谷公会堂での『ジャズとラテンの饗宴』というコンサートに行った。
17時から始まって、20時に終わったのでやまざき有楽町店まで歩いていった。


主宰がカウンターに陣取ると右隣にかなり歳が離れている男女がいた。
愛人か?援交か?などとばかばかしいことを少し考えてから、気にせずに飲んでいた。


しばらくすると、年上の男性の方が話しかけてきた。


敦郎:「よく来られるんですか?」


いろいろと話をすると親子だということが分かった。いまどき父と娘でワインを飲みに来るなんて粋である。話の流れでまた占いをすることになった。


佳世子:「誕生日はXXXX年XX月XX日です。」


主宰:「いろいろと簡単な鑑定結果は出てるんだけど、お父さんの前で言うのはなあ…。」
佳世子:「大丈夫ですから言ってください!」
主宰:「本当?お父さん心配で寝られなくなっちゃうよ。」
篤郎:「いえいえ、大丈夫です。娘のことはすべて把握してますから!」
主宰:「それがすべてじゃないから寝られそうにないんですよねえ…。」
佳世子:「ギク…。」
篤郎:「私、3件も把握しているんですけど、これでは少ないと?」
主宰:「全然少ないですね。氷山の一角と言ってもいいでしょう。娘は隠すのうまいですからね。」
佳世子:「ギクギク…。」
篤郎:「他にはどんなことがあるんですか?」
主宰:「ここでこれ以上いろいろと言うと親子関係がこじれそうだからやめましょう。」
篤郎:「そんなにいろいろあるのかあ…。まあ、俺も遊び人だったから娘に何があっても別に驚かないけどね…。」


とか言いながら落胆の色が隠せない篤郎だった。
佳世子がもっと占って欲しいと食い下がったが、主宰が酔っていることと、親子関係を考慮してこれ以上は話さなかった。

今日の酒

(赤)ヴュー・シャトー・サンタンドレ 2003 ACモンターニュ・サンテミリオン
流行の味ではない、長熟型の味だった。このような、パーカーやロランを思い起こさせないワインを飲むと安心する。