初めてのワイン
今日はソムリエールの幸恵(さちえ)に21時半に急に誘われて、渋谷のIZAKAYA VINに行った。4種のグラスワインはすべて始めての蔵ということで、とても良い経験だった。
売り切れたペロ・ミノ
1回のカウンターに入ると、見たことがあるなで肩のボトルが目に飛び込んできた。ペロ・ミノのシャルム・シャンベルタン2001だった。
主宰:「これ、1杯いくらですか?」
マスター:「これ、いまなくなってしまったんですよ。これが最後なんです。」
と言って隣の人の分を注いでいた。
が、ボトルを見ると少しだけ残っている。
主宰:「その少し残っているやつ、もらえませんか?」
マスター:「最後のはお出しできないので…。」
食い下がってもダメだった。
仕方なくトラペのジュヴレ・シャンベルタン2002を頼んだが、突然隣の人が話しかけてきた。
貞顕:「これ(ペロミノ)、一口飲みますか?」
主宰:「いいんですか?」
貞顕:「どうぞ。」
主宰:「すいません、よかったらこれ(トラペ)飲んでください。」
出版社に勤める貞顕は、4ヶ月前に仕事関係で突然ワイン関係の取材をすることになり、それからワインにはまり始めたのだという。なのに、主宰と幸恵のワインの会話にすべてついて来ていた。というより、幸恵より詳しかった。
貞顕は、主宰が主催するワイン会に是非参加したいということなので、今後も会うことになるだろう。今日も良いお友達が出来てよかった。
今日の酒
(赤)シャトー・レイニャック 2004 ACボルドー・シュペリュール
幸恵から連絡が来た瞬間は、やまざき有楽町店にいました。1990をあけようとして間違えたという2004をグラスで出してもらった。よく出来たデイリーボルドーと言ったところだろう。2004は初めて飲むが、この蔵は品質が毎年向上していることが伺える。
(赤)レアルタンザ・クリアンサ 2000 リオハDOC
こなれてて良かった。久しぶりにテンプラニーリョも良いものだ!気楽に飲んでもいいが、気楽過ぎるとかえって疲れそうなので、ちゃんと「ワインを飲む」という状況で味わいたい。それぐらいいい酒だということです。
(赤)ドメーヌ・アンリ・ペロ・ミノ シャルム・シャンベルタン 2001
ここから、IZAKAYA VIN。
ペロミノは、いま手持ちで3本あるので味を確認したかったのだが、貞顕が飲ませてくれてよかった。エノテカの店員から聞いていた通り、とても「ジャミー」で濃い味だった。もう少し品があると良いなあというのが正直な感想。
手持ちは、ジュヴレ・シャンベルタン2004、シャルム・シャンベルタン2001、クロ・ヴージョ2001です。
(赤)ドメーヌ・(ジャン・ルイ・)トラペ ジュヴレ・シャンベルタン 2002
とても構造感がしっかりした味わいが良かった。従兄弟のロシニョール・トラペだともう少し優しい感じだが、主宰はジャンルイの方が好みのようだ。今日このジュヴレをのんで、ジャンルイのシャンベルタンが飲んでみたくなった。
(赤)ドメーヌ・ジョルジュ・ルーミエ シャンボール・ミュジニー 2001
さすがです! 決して濃くないが、焦点がぼけず、曇りがない。主張はしてこないが隠れた品格を漂わせる。これがルーミエか!ボギュエに次ぐシャンボールの作り手であることを体感をもって納得した。
(赤)シャトー・ド・ボーカステル シャトーヌフ・デュ・パプ 2000
最後はローヌ。噂には聞いていたが、うまい。