突然プレワイン会

日曜に予定していたプレワイン会を中止してしまったので、今日突然プレワイン会を実施した。
あまりに急だったので一人で行くことすら視野に入れていたが、何人かに連絡を取ってみたところ、有希子、幸江、胃袋女が付き合ってくれることになった。

足が長い

E.ギガルの白エルミタージュを口に含んでみると、シャルドネのようなふくよかさが無いにもかかわらず、濃い。舌にまとわりつく濃さで、余韻が長い。注ぐときも通常の酒より粘性があるのが見た目に分かるほどで、いかに濃いかということが良く分かった。
さらにびっくりしたのはヤン・シャーヴの赤エルミタージュで、さらに濃かった。が、下手な甘みは無く、伝統のフランスワインらしい品格のようなものを感じ取ることが出来た。余韻や「足の長さ」はとてつもなく長かった。これは相当凄い酒である。


主宰:「伊藤さん、いま手空いていらっしゃいそうですから、一口飲んでみてください。」
伊藤:「おお〜!良いワインですね〜…。料理を考えるより一緒に飲んでたいですね(笑)」
主宰:「では私が料理を…。なあんて。ところで料理のイメージ湧きましたか?」
伊藤:「これは難しいお題ですね〜。よく考えておきます。」


『よく考えておきます』と伊藤さんが言うときは、今インスピレーションが湧かないからプレワイン会での試作品は出ないというサインである。少し残念ではあるが、当日楽しみにすることとしよう。

コンコンブルの実力

久しぶりのエルミタージュは、本当においしくワインを飲んでいる間はその話題ばかりだった。
しかし、どんなに小さくても、どんなに単純な料理であっても、その料理が出て食べている間はワインのことを忘れて食べることに没頭させてくれる。
ワインが勝ってしまっているとこうは行かないものである。料理にオーラがある証拠であり、改めてコンコンブルの実力の一端を見た気がする。
ますます金曜の本番が楽しみになってきた。