ポムロール飲み比べ

今日は最近起業したまどかのオフィスの会議室でまどか主催の「ボルドーワイン勉強会」を行った。
主宰は講師と言うことで、柄にも無くボルドーの地図、概要を書いた紙、ヴィノスやまざきに用意してもらったワイン薀蓄紙を持って行った。

真っ当な勉強会…、のはずが…。

勉強会のはじめに、まず泡で乾杯。勉強会なのに乾杯とは…。
それはまだいいとして、ボルドーワイン勉強会の泡なので当然クレマン・ド・ボルドー。なのだが、セパージュはというと、セミヨンとソーヴィニョンブランが半々…、ではなくて、なんとカベルネソーヴィニョン100%のシャトーマカイの泡!
これは本当に教材として適当なのか?
勉強会だというのに第一回の最初からイレギュラーなワインを出してしまう主宰。
最初から勉強会に暗雲が漂う…か?
出席者の半数は主宰を知っているので、「らしい」と思っただけのようだが…。

大人と子供

最後にシャトー・ベルグラーヴとシャトー・グランカッサのポムロール飲み比べを行った。


主宰:「ベルグラーヴはメルロ主体で柔らかく作ってありますが、時間がたってくるとポムロール独特の鉄分の酸味が浮かび上がってきて、とてもしっかりした味が出てきます。全般的には大人の味と言えるでしょう。グランカッサは、他の有名シャトーのオーナーが年間1400本だけ、半ばプライベートで作っているようなワインですからいわば子供のわがままを凝縮させたというかそんなワインです。」


自分で話してして咄嗟に「子供ワイン」という言葉が出てしまったが、いい得て妙であった。


ただ、両者とも時間がたってワインが開いてくると、酸化鉄の力強さが浮かび上がってきてテロワールの力強さを感じさせてくれ、幸せな時間だった。

今日のワイン

(泡)シャトー・マカイ クレマン・ド・ボルドー NV
(白)シャトー・ローレ 2005 ACアントル・ドゥー・メール
(白)シャトー・シャロン・アカシア 2003 ACプルミエ・コート・ド・ブライ
(赤)ル・オー・メドック・ド・ジスクール 2001 ACオー・メドック
(赤)シャトー・ベルグラーヴ(Bellegrave) 2001 ACポムロール(メドック5級のBelgraveとは別の蔵です。)
(赤)シャトー・グランカッサ 2004 ACポムロール