良いお店

良いお店その1

5/5にワイン会をやることになっている東急本店のタントタントにきちんと話をしようと思って、久美子に付き合ってもらって店に行った。
久美子は5/5のワイン会に来ないので、ぜひ主宰スペシャルのリングイネを食べてほしかったが、店に入るのに30分待つような大変な混雑だったので今日は一旦あきらめた。


注文したのは、ピザとパスタのコース。他にデザートとコーヒーもつく。


店員の斉藤さん:「何にいたしましょうか?」
主宰:「ピザはアンチョビが入ったナポリ風で、パスタは…、う〜ん、どれにしようか…。」
斉藤:「もしこのメニューにあるものでお気に召すものが無ければ、追加料金頂きますけどグランドメニューのほうからお選びいただくことも出来ます。」


(しめた!)


主宰:「そうですか。では、すみませんが、グランドメニューにも無い、例の蟹のやつをお願いしていいでしょうか?」
斉藤:「かしこまりました。」


(やったー!)


斉藤:「スプマンテかオレンジジュースなどはいかがですか?」
主宰:「えっ? それってコースに入ってるの?」
斉藤:「いえ、でもせっかく(主宰が)お見えになったので…。」
主宰:「あっ、そうですか、ではスプマンテを…。」


(ああ…!!! 俺ってなんて野暮なんだ…。)


ピザが登場。


久美子:「ピザはもちろんとても美味しいんだけど、取り皿全部が温まってるのよね。」
主宰:「ほんとだ。サービスが行き届いた店だと思ってたけど、本当に細かいところまで良く行き届いてて凄いよね。」


リングイネ主宰スペシャル登場。今日も本当にうまかった。


久美子:「おいし〜。本当に美味しいですね。これに合うワイン飲みたいですね♪」
主宰:「では頼んでみようか。」


主宰:「あの、すみません。」
斉藤:「はい。」
主宰:「これ(蟹のリングイネ)に合う、ワインをグラスでください。」
斉藤:「かしこまりました。」


ワイン登場。


斉藤:「これは、ルンガロッティ社のルベスコと言いまして…。」
主宰:「えっ?それ、僕持ってますよ。飲んでみたかったんですよ。まさか偶然こんな形で飲むことになるなんて…。いやあ、斉藤さんありがとう!僕は87年の飲みそびれてずっと持っているんです。やっぱり87年だともうだめですかねえ?」
斉藤:「お持ちのやつはDOCGのリゼルヴァですか?」
主宰:「はいそうです。そういえば、これ(いま飲んでるルベスコ)はDOCGじゃないですね。」
斉藤:「ルベスコはリゼルヴァじゃないとDOCGにならないんですよ。DOCGのならもしかしたらいい感じで熟成している可能性はありますよ。まあ、もしかしたら峠は越えてるかもしれませんが…。」


行き届いているだけでなく、店員はワインに造詣が深く勉強になる。


本当に豊かな気分にさせてくれるいい店です。

良いお店その2

夜は、「いつも予定が立たないから突然誘って」と言っている幸江を突然誘った。
今日はなんとなく凹んでいたので、幸江の遠慮ないマシンガントークで元気を出そうと思って、ビールを飲むためにキリンシティに行った。


主宰:「今日はさあ、このところいろいろと忙しく疲れちゃったから、ちょっと付き合ってもらおうかと思って…。」
幸江:「疲れてるときにあたしを思い出したわけ?そうでしょう?私に癒されたかった訳ね!村松さんは私のことを良く分かってるなあ!」
主宰:「そうなんだよ。今日は元気が出ないから幸江さんに一方的にしゃべってもらおうかとおもってさ…。」
幸江:「何だよ。結局それかよ。」
主宰:「うん。」


ビールはそこそこ、次のバーに行きましょうということで、「サントリーラウンジ イーグル」に行った。店は40年の歴史があるということで、年季のある内装が落ち着きを演出していていい感じだった。


幸江:「あたしはカクテル飲むけど、村松さんはどうする?」
主宰:「僕はウィスキーが好きなので…、最初はハーパーで。」


ただのハーバーなのだが、香りが良くて甘いではないか!


主宰:「なんか、うまいんだけど。どうして?」
幸江:「そうなのよ。マスターが注ぐと美味しいのよね。」


その後何杯か飲んだが、主宰が過去飲んだウィスキーがすべてこの店で飲むと薫り高く、美味しかった。


酒を本当に愛する人の店は素晴らしい。