スキーに合うワイン

今日もやまざき池袋店で接客した。
今日はお客さんからおもしろい要望や無理な要望を受けた。

12本おまかせ

よく広尾店を利用しているという親子連れの方が来店した。


お客:「2000円くらいで適当に選んでください。」
主宰:「赤と白のどちらになさいますか?」
お客:「いろいろ。配送って出来ますよね?」
主宰:「はい。315円だけ頂きますが。12本なら無料になります。」
お客:「じゃあ、2000円くらいのやつを12本選んでちょうだい。」
主宰:「は、はい。分かりました。(汗)」


・ヴィレクレッセVV
・パライソシャルドネ
・ラグラーヴプリヴィレッジ白
・シャトーシャロンアカシア
・パライソウェストテラスシラー
・パライソピノノワール
キャンティクラシコ
・グールガゾーミネルヴォワリザーヴ
・シャトーレゾリュー青ラベル
・テラマターシラーズカベルネ
・カピトーソリオハ
・マホニーカーネロピノノワール

スキーに合うワイン

お客:「あの〜。無理な話かもしれないんですけど…。スキーにあうワインってないですか?」
主宰:「みんなでスキーに行って夜盛り上がれるワインですか?」
お客:「彼女と行くんです。」
主宰:「ということは、彼女と一緒にスキー場で飲んで一緒に夜を盛り上がれるワインということですね。(笑)」
お客:「はいそうです。(笑)」
主宰:「お客さんと彼女の好みはどんなワインですか?」
お客:「僕はあまり濃い赤は好きではないですが、基本的に彼女の好みに合わせようかと…。」
主宰:「彼女のほうはどんなワインが好きですか?すっきりしたタイプですか?それとも…。」
彼女:「濃いがっちりしたやつが好きです。」
主宰:「彼のほうは、樽は大丈夫?」
お客:「樽は大丈夫です!」


ということで、彼の意向も組み入れて、ヴィレクレッセVVとマホニーカーネロピノノワールをお買い上げいただいた。
主宰はいつもワインを人に勧めるときは、その人がそのワインを幸せそうに楽しく飲む場面を想像しながら勧めるのだが、このときばかりは2人がこのワインを飲んで夜(の営みで)盛り上がる姿を一瞬想像した。が、気を取り直して次の接客に向かった。

白ワインっぽい赤ワイン

お客:「あの〜、無理な相談かもしれないんですかけど、白ワインっぽい赤ワインってないですか?」
主宰:「う〜ん…。」
お客:「実は医者に白ワインは中性脂肪にしかならないからどうせ飲むなら赤にしなさいと言われてしまって…。本当は白が好きなのですが…。」
主宰:「赤のどういうところがあまり好きではないのですか?」
お客:「あの渋みがどうしても耐えられなくて…。」
主宰:「では、渋みよりも甘みが勝つカリフォルニアのピノノワールにしましょう!」


フルールとパライソとマホニーの薀蓄を一通り語ったら、マホニーを選んだ。
その後、グラスの前で迷っているお客とその彼女。


主宰:「そのワインでしたら、リーデルブルゴーニュで決まりです。これしかありません。」
お客:「そうですか!じゃあそれ2つ!」


2人が幸せそうにマホニーを飲み、これから赤ワインにはまっていく様子が思い浮かんだ。また同時に、リーデルを割る姿ももっと容易に想像できた。


主宰:「あの、お客様…。」
お客:「はい。」
主宰:「このグラスは本当に割れやすいので気をつけてくださいね。特に洗うときは絶対に柄の部分は持ってはいけないですから。」
お客:「そうなんですか!分かりました!」


大丈夫かなあ…。


※主宰は昨日下北沢でリーデルブルゴーニュ一つ割りました。