サトエリ

今日は茂にこだわりの育毛ブラシをさしあげるために渋谷で待ち合わせ、その後一緒にやまざきに行った。


主宰:「今日はちょっといいのを飲もうと思っているんですよ。」


頒布会の「こだわりワインコース」でしか買えない、ポムロールのシャトーベルグラーヴ2001である。
特に意識したわけではなく本当に偶然なのだが、茂に連れて行ってもらったキャバクラのソムリエの斉藤氏が何度もフランスに尋ねて懇意にしているという蔵だ。


茂:「これ、めちゃくちゃうまいですね〜。大人の味ですね。」


しばらくテーブルで飲んでいた。


(中略)


やまざきや、同じフロアの周りの店はいつもきれいな人で賑わっている。茂もそのことに気がついたようだ。


茂:「いやあ…、やっぱりここ(のフロア)はレベル高いなあ。いいなあ。」


と、つぶやいた直後、一人の女性がカウンターに座った。


茂:「なんか今来た人、なんかサトエリっぽくていいな。あこがれちゃうなあ。指名したいなあ。場所が違うか(笑)」


と言い出した。


主宰:「指名しますか?(笑)」
茂:「は?」
主宰:「彼女何回か話したことありますから。」
茂:「ホントですか?」


主宰:「智子さん、うまい酒がボトルであいてるのでよかったら…。」
智子:「ホントですか?いいんですか?」
主宰:「どうぞこちらへ。」


軽く飲んで帰るつもりが、結局ボトルでもう一本スパークリングをあけて閉店までいて3人で盛り上がってしまいました。
閉店時間になったので、店員の文(あや)ちゃんに睨まれないようにさっさと会計をすませた。


主宰:「飯塚(茂)さん、じゃあ5000円で。」
茂:「安すぎる…。」
主宰:「安い?比較対象が間違ってます。駄目です。もうそういうのはやめないと。」
茂:「そうですよね…。」


茂といると、普段自分がなにか飾りながら生きているのではないかと最近思うようになった。気が楽と言うか自然な自分を出せると言うか飾らなくていいというか…。
最近急に仲良くなったのだが、得がたい友人(と言っても目上ですが)が出来たものだ。