モッツァレラブルスト奉行の不覚

今日もやまざきに行った。
やまざきで売っている、モッツアレラブルストというソーセージがあるのだが、無添加の豚肉にモッツァレラチーズが練りこんであってとてもおいしい。
やまざきでは売っているものをカウンターなどで食すことができるので、主宰はしばしばこれを注文している。ただ、条件があって、愛ちゃんが作ってくれるときだけ注文している。
別に誰に頼んでも良いのだが、何故か愛ちゃんが作ると火の通りが的確で、皮がパリパリに焼けてとても美味しく頂くことが出来る。他の店員では何故か同じ食感が出ないのである。


で、今日、主宰がやまざきに行った時間帯は愛ちゃんがカウンター当番だったので、モッツァレラブルストを注文した。


愛:「はいどうぞ。」
主宰:「どうもありがとう。」


食べてみる。


主宰:「愛ちゃん、なんかこれ、ぬるいんだけど…。」
愛:「えっ?どれどれ?あれ、おかしいですね。オーブンの火が入ってなかったみたいですね…。モッツァレラブルスト奉行としたことが…。」
主宰:「モッツァレラブルスト奉行?なにそれ!ハハハ…。」


愛ちゃんにそんな肩書きがあったとは!
その後火を入れなおして、気も取り直して食べた。やっぱりパリパリで美味しかった。

テイスティングの鬼

今日は何回かやまざきで話したことがある誉文(たかふみ)が隣に座った。誉文はやまざきへ来ると必ず全種類テイスティングして帰るのである。
一杯一杯時間をかけて、グラスを傾けて色を確認したり、グラスを回して空気に触れさせてみたり、いろいろなワインを丹念に味わっている印象である。


今日は恵比寿で既に10種程度のテイスティングを行った後だそうで、酔い覚ましに渋谷まで歩いてきたと言っていた。そしてやまざきでまた丹念なテイスティング…。


一滴一滴の生産者の愛を真正面から受け止めようとする誉文の姿勢は、いつも面白おかしくワインを楽しんでいる主宰には考えさせられるものかある。


考えても何も変わらないが…。

せいたいし

以前一緒にコンコンブルでワインを飲んだことがある純子に超久しぶりに偶然会った。とくに飲んでいく予定はないということたったが、


「まあまあ」


と言って、隣に座らせた。聞けばこれから妹が来るのだという。
妹が来たらすぐに退散するということで、一杯だけ飲んでいたがすぐに妹が登場した。
純子はすぐに会計をしにレジに向かっていった。その間、妹が主宰の隣に座った。


主宰:「妹は何してんの?」
妹:「仕事ですか?仕事は整体師です。」
主宰:「あ、あの、オウム真理教の!なあんて…。」
妹:「は?」
主宰:「正大師、正悟師…。」
妹:「…。」
主宰:「馬鹿ですみません。今度マッサージしてね♪」
妹:「はい!」


純子帰還。


主宰:「妹さんって整体師してるんですってね!ぼくもやってもらおうかなあ。」
純子:「もうそんなこと聞いたんですか? さすが、おくてでシャイで引っ込み思案ですね(笑)」