究極のローストビーフ
今日は主宰が昼間に働いているN電気の元同僚で大学の学部の後輩に当たる徹とランチした。
田町駅から歩いて五分ほどのスペイン料理の店である。
メニューを見た。
「究極のローストビーフ」
どうせ究極でないことはわかっていたが、注文してみた。
この店はつくりがスポーツバーなので、とてもスペイン料理の店という感じではない。
そして店員はアフリカ人ッぽい人だった。ますますスペインっぽくない。
「究極のローストビーフ」が出てきた。(写真)
どうみてもただのビーフステーキなのだが…。パエリアパンに乗っているので辛うじてスペインを演出していると言えなくはない感じである。
アフリカ人っぽい店員:「ドウデスカ?美味しいデスカ?」
主宰:「まあまあだけど、これ、ただのビーフステーキですよね?」
無言で引き下がるのかと思ったら、もう一度店員がやってきた。
店員:「これはフライパンじゃなくて、オーブンで焼いているカラ、ローストビーフなんデス。」
言い放って足早に立ち去る店員。
徹:「…。面白いですね。この店。」
主宰:「確かに…。」
レジで会計していると、また店員が話しかけてきた。
店員:「ホラ、このオーブンで焼いてるから『ローストビーフ』だってば…。」
徹:「…。やっぱり面白いですね。この店。」
主宰:「確かに…。」
極秘プロジェクト
主宰は修の極秘プロジェクトに協力するためにブツを渡すことになっていたので、夜に修と待ち合わせてやまざきへ行った。
修はいろいろと豪快に遊ぶのが好きなので、どんどんお金を使ってしまうタイプであり、遊び方が多少主宰と違う部分があった。普通夜の遊びの人は、お酒が好きでもお酒の中身はどうでもいい人が多いが、修は酒の話になるとかなり話が分かるので意外だったし、楽しかった。
昔バーテンのバイトをしていたことがあるそうで、主宰が用意したカリフォルニアワインがあまりに単純すぎて、もっと深みがある酒のほうが好みだということも分かった。なんでもバローロが好きなんだそうである。渋い…。
修は付き合いがよく、人情味があるところが魅力がある人物なので、自ら遊ぶだけでなくいろいろな友達から誘いが多いようである。この日も主宰と飲んでいるときから友人から誘いがあり、分かれた後六本木に向かって行った。
何をして遊んでいたのだろうか?
また近いうちに極秘プロジェクトの成果を聞くために会う予定だが、結果を聞くのも、一緒に飲むのも、酒の話をするのもとても楽しみである。