ハッスル軍とモンスター軍

今日はワイン会だった。
店に行くとワインが写真のようにセッティングされていた。
なんという心配りだ。いつも伊藤シェフには感謝しているが、今回も本当に感謝である。

0次会を楽しみにして始まる前から人が集まっていたのだが、なんと主宰が遅刻!!!
申し訳ない…。
で、0次会は甘い赤を飲むはずが、人があまりに多いためにラングドックのヌーヴォーを楽しむ会に変更。
主宰が大好きなドメーヌ・ラ・グラーヴの白と赤のヌーヴォーを一本ずつあけた。
千円そこそこの酒とは思えない美味しさだ。始まる前から幸せであった…。


今年のラングドックのヌーヴォーコンクールでは、200近い蔵の中で、このラグラーヴの白のヌーヴォーが一位に輝いたそうである。赤も五本の指に入ったとのことで、今年も相当楽しみである。


乾杯の後、どんどん酒と料理が進んでいったが、やはり今回のワイン会のMVPはグールガゾーの「母の追憶」だろう。
ヴィオニエ100%でヴィンテージが2004にもかかわらず小慣れており、濃くて奥ゆかしい味に皆が納得していた。
それにあわせて出てきた鱸のウィーン風も料理にぴったりで絶品であった。
(詳細は胃袋日記を参照)


個人的にはやはり、月曜に突然用意したシャトー・ド・ヌーヴェルのフィトゥー1999が最高であった。最近は「暴力的な味」と評されることもあるカリニャンの独特の渋みが効いていて、久しぶりにラングドックワインらしいラングドックワインを飲んだ気がした。
最近のラングドックワインはどんどんボルドー化してヤワになっている。悲しい傾向である。カリニャンは最近フランス政府によって、他品種への植え替えが奨励されているらしい。なんということだ。やはりロランやパーカーの悪影響なのだろうか?


とにかく、この最高のワインに合わせて作ってもらった料理も最高であった。
このワインを半分使ったソースが本当によく舌の上で絡んでワインにも合っていた。
(詳細は胃袋日記を参照)


主宰は出席者の席をいつも主宰の一存で決めているのだが、最近は「のんべえチーム」と命名して、たくさん飲む人たちをひとまとめにしていた。(今日から「モンスター軍」に改称)
当初はのんべえチームは3〜4人だったが今日は6人にまで拡大し、のんべえでない人からも「あっち楽しそう。」とモンスター軍入りを志願する者まで現れる始末。
モンスター軍の石井総統は決意を語った。


「だんだん侵略して、村松さん(主宰)を一人にしますから!!」


こうなったら、主宰はキャプテンとして、ワインを味わって飲む人たち(今日からハッスル軍と命名)を守らなければならない。
このことを真理りんに話したら、


「じゃあ、あたしはインリン♪」
「それはモンスター軍じゃないか!」


お後がよろしいようで。