悪いおじさん

今日はトラペの会のプレワイン会を行った。


NN子:「村松さんはなんでワインに詳しくなったんですか?」
主宰:「12年前に付き合っていた人と一緒にベビアンを飲んだら濃すぎて癖があってまずいと思ったんだよ。だけど、彼女が『おいしい〜!』って言うわけ。彼女は悪いおじさんと遊んでる感じだったんで、女としては信用していなかったけど、舌は信用してたんだよね。それでその後に何回かベビアンを飲んでみて徐々にその魅力を理解していってだんだんワインにはまっていったんだよね。」
信一:「そして今では…(笑)」
主宰:「今ではなんだよ。」
信一:「今では、自らが悪いおじさんに…(笑)」
主宰:「はあ…、悪いおじさんですか…(苦笑)」

今日の酒

(赤)ベルトラン・アンブロワーズ ブルゴーニュ 2001
このクラスでもちゃんと寝かせると美味しいということを思い知らされた。(昨夏に)2004年のグランクリュを2本もあけてる場合ではないなと反省しました。


(白)ゴーツ・ドゥ・ローム・ワイン・カンパニー ゴート・ドア 2008(ブラインド)
とても美味しいと評判でした。


(赤)ドメーヌ・ペール・ギヨ ボージョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー 2010
解禁したてだと味が暴れていたり、ワインになりきっていなかったりなど、(酒としてレベルが高いゆえに)いろいろと問題が起こることが多いが、2010がオフヴィンテージだったことと、解禁からだいぶ時間が経ったことでとても落ち着いた味になっていてよかった。


(赤)シャトー・ド・ラ・ヴェル ボーヌ 2004
久しぶりにただのボーヌを飲んだ。素朴で優しくてよかった。


(白)ドメーヌ・ポール・ペルノ ピュリニー・モンラッシェ 2006
2006は天候不順で葡萄の粒により出来の違いが激しかったため、ポールペルノでは過熟した葡萄をデクラッセしたとのことで、村名格にはグランクリュとプルミエクリュが入っているらしい(バタールモンラッシェ、ビアンヴニュバタールモンラッシェ、ピュセル、フォラティエールなど)が、期待にたがわぬ素晴らしい味は通常のピュリニーではありえないほどだった。


(赤)ドメーヌ・トラペ・ペール・エ・フィス ジュヴレ・シャンベルタン "オストレア" 1999
トラペは画一的な味というイメージがあったが、熟成するとちゃんとテロワールが顔を出してくれるのだなということを感じさせてくれた。本番のトラペの会にも全く同じワインとラトリシエールが出るので非常に楽しみになった。


参加者

NN子、信一、M直美、マヤ、茂呂シェフ、主宰