ありえない「ホームパーティ」
今日はヴィノーブル・カフェで「ホームパーティ」という名目で夕賀の誕生日の会を開いた。しかし、何から何までホームパーティとはほど遠い内容だった。
店のオーナーの巌がほぼ原材料費だけで前菜3品とパンを出してくれた。(そして会場も)
そして、茂呂シェフは今回もプライヴェートで参加してくれて原材料費だけをお支払いした。
そして主宰はワインの価格の半分は持ち出しとなった。
主宰がいつも開いている会よりワインのラインナップは劣るが、店で開いてほぼフルコースで会費が4500円ってそんなパーティがあったら自分はただの参加者で参加したい。
でも何よりも誕生日の夕賀と参加したみんなが喜んでくれたのでよかった。茂呂シェフも主宰のアジトの狭い台所ではなく、広い厨房で躍動していた。早く広いキッチンがある家に引っ越したくなりました。
店には電子ピアノがあったので、主宰は誕生日の歌の伴奏をした。
印象に残った台詞
巌:「やっぱりこっち(席)に座って飲むと美味いなあ…。」
そういえば、営業中はいつもおすそ分けしたワインをちょっとだけ飲んでいましたね。忙しくて口がつけられないときとかもあったりしましたね。主宰も巌と一緒に飲めて楽しかったです。
前途
スコペターニのサンジョヴェーゼがあいた。
巧茂:「うまいですね〜♪」
夕賀:「これ、カベルネですか?」
主宰:「えっ?」
夕賀はイタリアワインのソムリエのコンクールに出るのではなかったのか? 大丈夫なのか!?
今日の酒
(白)ファルネーゼ シャルドネ IGT 2008
何の変哲のないシャルドネだが、しっかりとした果実味はさすが。
(泡)テッレダヴィーノ モスカート・ダスティ 2008 DOCG
甘さに品があって、ただ甘いだけのモスカートとは一味違った。
(白)アンティノリ カプスーラ・ヴィオラ 2007 IGT
地場品種特有のコクがよかった。サーモンマリネと最高のマリアージュだった。うまい洒だ。しかも安い!
(赤)スコペターニ サンジョヴェーゼ 2007 IGT
楽天の共同購入で買った。そこそこうまいが、店の喧伝のような「驚愕のコストパフォーマンス」とは行かなかった。
(赤)ファサッティ "セルシアイア" 2004 DOC ロッソ・ディ・モンテプルチアーノ
下手に甘くない、芯の通ったいい酒だった。このクラス(2000〜3000円)にしてはかなりいい出来に感じた。
(白)ファルネーゼ "オピ" シャルドネ テッレ・デ・キエティ 2008 IGT
いい樽を使っているのはわかるが、若いせいもあって1000円強のシヤルドネと大差を感じなかった。美味しいは美味しい。時間がたてばもっと美味しくなるのだろう。
(赤)モンテヴェルティーネ "モンテヴェルティーネ" 2005 IGT
かなり濃いワインを想像していたが、思ったより薄くて驚いた。いい酒だと思うが、開く前になくなってしまった。ゆっくり飲んでみたい。
(赤)バローネ・リカーゾリ キャンティ・クラシコ・リゼルヴァ "ロッカ・グイッチャルダ" 2006 DOCG
とても美味しいが、ただのキャンティ・クラシコ(ブローリオ)の方が芯があって果実味がまっすぐで美味しいように感じられた。樽が必要以上に甘さを与えていた。好みの問題だが…。
(赤)ヴェレノージ・エルコレ ロッソ・ピチェーノ・スペリオーレ "ロッジョ・デル・フィラーレ" 2005 DOC
神の雫でとりあげられたワイン。世間で評判が良い分期待していたが、主宰には不必要な樽の甘さがもったいない気がした。とてもいい葡萄を使っているのがはっきりわかるので、惜しい気がする。これも好みの問題といえばそれまでだが…。
やっぱりDRC斉藤さん(最近まで紙の雫の監修をしていた。ワインライター。主宰は顔見知り。)が良いと思うわかり易いワインは主宰は好みでないということがはっきりした。
参加者
夕賀、巧茂、茂呂シェフ、オーナーソムリエ巌、健一郎、裕美子、美香、店のスタッフ、スタッフの彼女、主宰