クーラーの位置

bebian912010-01-08

今日は「シャルロパン・パリゾの緊急ワイン会」を行った。
返す返すも内容的にありえない会だった。大晦日の事故のおかげでボンヌ・マールがただになって感謝である。


今日は赤以外はロゼ泡1、ロゼ1、白1だったが、最初はワインクーラーに氷を入れてロゼ泡とロゼを冷やしていた。会が始まってそれらが空いたので、サントーバンを冷やそうと思い立った。


主宰:「クーラーどこ?」
マヤ:「あ、こっちです。いまつけますね♪」


と、冷暖房のスイッチをクーラーに変えて入れようとしていた。


茂呂シェフ:「そっちじゃねえよ!(笑)」
主宰:「何やってんだお前…。さすがだな…。」

今日の飯(※は手作り)

海老とルッコラの前菜(茂呂シェフ※)
コロッケ(マヤ)
小肌の寿司(マヤ)
パルミジャーノレジャーノ(晋平)
チャーシュー(加代子※)
豚のチリ風ソース(茂呂シェフ※)
ケーキ(加代子※)

その他

オリーブワイン漬け(友和)
生ハムセット(信一)

今日の酒

(泡ロゼ)カーヴ・ド・バイー クレマン・ド・ブルゴーニュ ロゼ NV
自分の経験ではロゼのクレマン・ド・ブルゴーニュは果実味が強くてどちらかと言うと単純な味のものが多かったような気がするが、これはきちんと酸が乗っていて泡である意義が見出せる、立派なクレマンだった。


(ロゼ)ドメーヌ・フィリップ・シャルロパン・パリゾ マルサネ ロゼ 2006
マルサネにして、そしてロゼにしてこの余韻、他の生産者ではありえないのではないか。この酒は2回目だが(1回目は2006)やはりうまい。


(赤)ドメーヌ・モーリス・ガヴィネ オート・コート・ド・ニュイ 1998
熟成も手伝って、このクラスにして非常にいい香りだ。楽しめた。


(赤)ドメーヌ・フィリップ・シャルロパン・パリゾ マルサネ レ・エシェゾー 2005
これも2回目(ヴィンテージも同じ)だが、一年半経って少し小慣れてはいた。かなり強めの抽出で濃く、舌に直接訴えてくる。旨いが、これだけ飲むと「アンリジャイエの愛弟子で最も味が近い」というのは本当なのだろうか? と、思ってしまうことだろう。


(白)ドメーヌ・ユベール・ラミー サントーバン 1er フリオンヌ 2003
凄いきれいでいいミネラルの畑だ。ただ、主宰には必要以上に甘く感じられてしかたなかった。いい酒ではあるとは思うが。
主宰以外の参加者には物すごく評判がよかった。みんなに喜んでもらえてよかった。


(赤)ドメーヌ・ミシェル・グロ ヴォーヌ・ロマネ 1er クロ・デ・レア 2004 モノポール
ミシェル・グロにはあまりいいイメージがなかったので当初はあまり期待していなかったが、茂呂シェフがつくっている肉料理のソースを試食させてもらったとき、直感的にこのワインに合うと感じた。
プルミエクリュと言ってもヴォーヌロマネの中では最も標高が低いので崇高さみたいなものはないが、ヴォーヌロマネの華やかさと重心の低いミネラルが合致して筋肉質な良いバランスの赤ワインとなっていた。こんなに美味しいとは思わなかった。モノポールで気合が入っているということもあるのだろうか!?


(赤)ドメーヌ・フィリップ・シャルロパン・パリゾ ボンヌ・マール 2000
抽出の強いマルサネと違って、グランクリュの何たるかを語りかけようとしている味であることは分かった。凄く美味しいが、何かヴェールに包まれているかのように正体をつかみかねていた。空気に触れる時間が足りないのか、冷凍で何かが欠如してしまったのか、ボトル差か…。
次の日にわずかに残った液体を飲んでみると、香りは飛んでいるものの、物凄い畑の力をまざまざと見せ付けられるような味に開いていた。
空気に触れる時間が足りなかったということが分かった。もう一本は5年以上よく熟成させてから飲むか、よく空気に触れさせてから飲むことにしよう!

参加者

信一、友和、茂呂シェフ、マヤ、晋平、加代子、主宰