今日は楽チン

bebian912010-01-03

今日はポンソ会を行った。朝になって宏和から参加希望の連絡があり、結局満席となりました。
今日は茂呂シェフと斎藤ソムリエがいたので、主宰は楽させていただきました。

かわいらしい

よく弟子のマヤについて、「かわいらしい」という表現を聞くことが多い。おそらく「かわいい」とは違うのだろうが、どう違うのかは主宰にも良くわからない。が、やはり違うことは確かなようだ。
少なくとも、主宰の母、白裕子ほか数名がマヤについて「かわいらしい」と形容したことは確かだ。そこで、今日の参加者にもきいてみることにした。事前の主宰の予想では、かわいい1、棄権1、かわいらしい7だった。


主宰:「マヤがかわいいと思う人!」


意外と手が挙がる。茂呂シェフ、宏和、女医亜紀子、佳代子、マヤ本人


主宰:「かわいらしいと思うひと!」


主宰、信一、祐亮。まじめな真充は手が挙がらなかった。


真充:「『かわいらしいとか言われても』基準がわからない…。」


不用意な発言が嫌いな真充らしい大人な対応だった。


これでマヤが自分がかわいいと勘違いしたらどうしよう!?
そう言っている人もいることだしまあいいか…。

美味しければどうでもいい。

8本のワインを飲み終わり、とうとうグリオット・シャンベルタンを飲むときが来た。真充が配り終わって皆飲み始める。うまい…。とてもオフヴィンテージの92とは思えない凝縮度だ。しかし、出汁系のポンソからすると少し違う味のような気がした。


主宰:「これ、本当にポンソかなあ? ルネ・ルクレールだったりして…。」


と半ば冗談で言うと、まじめな真充がすかさず突っ込んできた。


真充:「美味しいんだからどうでもいいですよ。」
                                                             ノ

確かにどうでもいいほどうまい。濃いグリオットの味がする。
そういえばポンソはオフヴィンテージで葡萄の出来が悪いと、粒単位で徹底的な選別を行うのだそうだ。主宰の記憶が確かなら、92は葡萄の3分の2をはじいて実質収穫量9hl/haになったと言う。それならば、グレートヴィンテージ以上のこの凝縮感は納得できる。さすがはポンソだ。

今日の酒

(泡)ドメーヌ・フランソワ・ミクルスキ クレマン・ド・ブルゴーニュ
いつもうまい。


(赤)ルモワスネ ペール・エ・フィス メルキュレ クロ・フルトゥル 1999
飲み頃だがしっかりした構成でなかなか開かない。さすがルモワスネはお目が高い。


(白)ブシャール・ペール・エ・フィス ムルソー レ・クル 2004
以前、「レ・クル」でない同じ年のブシャールのムルソーを飲んだことがあるが、テロワールの主張がそのときよりはっきりしていて楽しめた。


(赤)ドメーヌ・ジャン・フィリップ・マルシャン シャンボール・ミュジニー 1998
ちゃんとシャンボールの味がする、熟成した良い酒だった。


(赤)ドメーヌ・ビゾー ヴォーヌ・ロマネ レ・ジャシェ 1998
哲学者ビゾーの繊細さとヴォーヌロマネの派手さとドメーヌの目の前の畑での気合と愛を感じることができて楽しかった。


(白)ドメーヌ・ポンソ モレ・サン・ドニ 1er クロ・デ・モン・リュイザン 2000(写真)

シャルドネではなくアリゴテであることで、畑の素晴らしいテロワールがよりピュアに表現されている感じがした。熟成状態も最高の本当に美味しい白ワインでした。


(赤)ドメーヌ・ポンソ モレ・サン・ドニ 1er "キュヴェ・デ・ザルエット" 1996
ポンソは熟成しないと真価を発揮しないが、13年も経っていれば大丈夫だろうとタカをくくっていた。去年の会で飲んだキュヴェ・ド・ラベイユ96はちょうど良かったが、やはりクロ・ド・ラ・ロシュの若木を使用しているだけあって、石のミネラルが開くのに時間がかかるようだ。美味しいだけにもったいなかった。


(赤)ドメーヌ・デ・シェゾー グリオット・シャンベルタン 1992
前述のとおり、とてもおいしゅうございました。

参加者

信一、祐亮、女医亜紀子、マヤ、加代子、ソムリエ真充、宏和、茂呂シェフ、主宰