止められました
今日は昨日の悪魔の誘いに乗って弟子のマヤとIZAKAYA VINに行った。悪魔の誘いなので、3万円の散財は覚悟していた。
マスター:「今日はどういうワインをお飲みになりますか?」
主宰:「今日来たのは、昨日丸いお姉さんに『DRCのロマネ・サン・ヴィヴァンがあいている』って連絡もらったからなんですが、まだありますか?」
マスター:「はい、ありますよ! ほかはどのようなワインになさいますか?」
主宰:「僕が好きそうなのであいているのがあれば、ボトル持ってきてください。」
今日はたくさんあいているようで、たくさんのブルゴーニュとローヌがカウンターに並んでいく。
マスターと相談しながら後述のようなラインナップになって飲み始めたのだが、今日は本当にいろいろなボトルがあいていたようで、次々に目に飛び込んでくる。
主宰:「あっ、メオ・カミュゼのフィサンだ。その隣はクロ・ド・ベーズ? 飲みたいなあ…。最近ボルドーにもはまりつつあるから今丁度よさそうなコンテスドロングヴィルラランドも飲みたいなあ。」
マスター:「そんなに飲んだら味が分からなくなってしまいますよ。今日はこれくらいでやめておいたほうが、よろしいかと。」
あまりにも暴走しそうだったので、マスターに止められてしまいました。
今日の酒
(白)ドメーヌ・ミシェル・ブーズロー ムルソー テソン 2007
ムルソー真ん中辺の味。
(白)ドメーヌ・ジャン・ルイ・シャーヴ エルミタージュ 2004
超うまい! かなりヤバい。
(白)ドメーヌ・ルフレーヴ ピュリニー・モンラッシェ 1996
美味しいが、葡萄にあまり力がないのが意外だった。この力のなさは熟成云々の問題ではない。やはりビオのほうがいいということなのだろうか。正直なところ、この前飲んだマコン・ヴェルゼ2006のほうが美味しかった。
(赤)ドメーヌ・クロード・デュガ ブルゴーニュ 2004
さすがの濃縮感だ。ダマで出されたら必ず"ジュヴレ・シャンベルタン"と言ってしまいそうである。
(赤)ドメーヌ・ジャン・グリヴォ ニュイ・サン・ジョルジュ 1er オー・ブド 2005
力強くて濃縮感があるにもかかわらず品を損なわない味わいだった。いい酒だった。
(赤)ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ ロマネ・サン・ヴィヴァン 2001
たたずまいに貫禄はあったが、最後の一杯で澱だらけだった。
(赤)ドメーヌ・ジャン・ルイ・シャーヴ サン・ジョセフ 2006
うまいシラーとは? という問いに対する模範解答のような整然と美しくかつ濃縮感があって力強かった。すべてがMAXのバランスだ。素晴らしい酒だった。