酒以外はいらない

今日はファルネーゼの会を行った。
帝国ホテルで働くソムリエールの夕賀が早く来てくれた。


主宰:「コーヒーと紅茶どっちにする?」
夕賀:「大丈夫です!」
主宰:「そんな、遠慮しないでいいよ。」
夕賀:「いえ、本当に大丈夫です!」
主宰:「お茶嫌いなの?」
夕賀:「いえ、そうではなくて、折角なんでワインまで待とうかなと思って…。」
主宰:「ワイン以外の液体は体に入れたくないということ? 凄いね…。」
夕賀:「そういうわけではないんですけど…。」
主宰:「でも、そうは言ってもそういうわけだよね?」
夕賀:「はい…、そうなんですよ。」
主宰:「じゃあ、(昨日の夜前夜祭と称して飲んでいた)ピノグリージョなら飲むでしょ?」
夕賀:「はい、頂きます♪」

プロ

夕賀はプロなので、抜栓やサーブはやってもらった。本来なら女性にはこういうことをやらせてはいけないのだが、プロなら問題ないだろう。
今日は夕賀と主宰以外はワインは素人(特に幸生と晶子)なので、質問がたくさん出たが、ほとんど夕賀に答えてもらった。

もちよりおつまみ

夕賀はプロらしくチーズを持ってきた。ワインと良く合った。
晶子はグリシーニを作って持ってきてくれた。なんでもパンを焼くのがすきなのだそうだ。
幸生はワインをちゃんと飲むのが初めてということで、何を買っていいか分からず、居住地(千葉)特産の落花生を買ってきた。
これが以外にワインに合ったのだった。
マヤは手ぶらで現れて慌てておつまみを買いに行った。
全体的に量より質重視になってしまったので、主宰はお腹にたまるパスタを2種作った(ジェノヴェーゼとアラビアータ<ともにリングイネ>)。

今日の酒

(赤)ファルネーゼ イル・ノヴェッロ 2009 IGT
(白)ファルネーゼ ピノ・グリージョ 2008 IGT
(白)ファルネーゼ カサーレ・ヴェッキオ ペコリーノ 2008 DOC
(赤)ファルネーゼ カサーレ・ヴェッキオ モンテプルチアーノ・ダブルッツォ 2006 DOC
(赤)ファルネーゼ モンテプルチアーノ・ダブルッツォ コッリーネ・テラマーネ 2005 DOCG
(赤)ファルネーゼ エディツィオーネ チンクエ・アウトークトニ 08 VDT
ファルネーゼのワインは総じて美味しい。そしてコストパフォーマンスが素晴らしい。ノヴェッロですら手を抜かない。日本で1000円そこそこで買えるラインナップでも十分にうまい。
極めつけは2000円を切る「カサーレ・ヴェッキオ」。この価格でありえない凝縮感、香り、余韻…。どう考えても4000円以上の味だ。1万円といわれても納得するだろう。それ以上のクラスの価格帯になると、いい樽を使っていたりなどさらに美味しくするためのエ夫が見られるが、無駄に濃かったり、化粧っ気が多かったりなどあまりいい印象はなかった。
高い価格帯のものはさておき、旨いのにこれだけ安いワインがそれっているファルネーゼは本当に素晴らしい。機会があったらぜひ飲んでみてください。

参加者

夕賀、晶子、幸生、マヤ、主宰